「オウムの次は、統一教会を摘発するんだ」と1995年の秋、警察庁・警視庁の幹部が言っていたが、オウム事件後10年経っても摘発されなかった。「なぜ、だめだったのか」と聞いたら「政治の力だった。圧力」 2022年7月18日「羽鳥慎一モーニングショー」。有田芳生氏の発言。

過去、統一教会霊感商法で多くの人たちが被害に遭い、裁判では逮捕者も出て大問題になったのに、まだこの団体が活動し、しかも名称を変えて霊感商法を行っていたと知り驚いた。

なぜ、政府は活動をやめさせなかったのか?

それが疑問だった。

その理由が、この番組でわかった。

 

 

玉川氏「90年代に、あれだけメディアで大きく取り上げられて、当時見ていた人は、こういう団体だと知っていたと思うんですよね。

当時、反社会的な事をやっていたのだと思うんですが、宗教法人であり続けた訳じゃないですか。

宗教法人て、宗教法人格を認めている訳で、取り消す事もできるんですよね行政側は。

それ、取り消さなかった訳じゃないですか。これ、何でなのかとずっと思っているんですけど」

有田氏「オウムは、あれだけのとんでもない事件を起こしたから宗教法人格は、はく奪されたんだけども。

実は1995年に地下鉄サリン事件が起きて、その秋に、警察庁と警視庁の幹部に『有田さん、レクチャーしてくれ』と言われて、麹町のある建物でレクチャーする、その条件が『有田さん、今日来てくれる人、誰か聞かないでくれ』という。

20~30人いた。目の鋭い人たちが全国から来て。

終わった後に、警察庁と警視庁の幹部に『今日の集まり、何が目的だったんですか?』と聞いたら、『いや、オウムの次は、統一教会を摘発するんだ』と言ったんです。

ところが、何の動きもない。いまだに無いんだけども。

で、オウム事件から10年経って、池袋で警視庁の幹部二人と話した時に『10年経って、今だから言える事を教えてくれ』と聞いたんです。『なんで、オウムの次は統一教会だといったのに、ダメだったんですか?』」

 

有田氏「一言ですよ。『政治の力だった、圧力』。

それで今に来ているんですよ。

だから本来ならば、霊感商法をやっているのは信者さんたちであるというのは明らかな事で、裁判でも明確になっているんだから、本来ならば宗教法人格をどうするかっていうのは、社会問題にならなきゃおかしいんですよね、今でも」

 

政治の力・政治家の圧力で「統一教会の摘発」が中止になったのか。

誰が圧力をかけたのか?

 

2006年、第一次安倍政権下で「公安が、統一教会を重点監視対象から外した」。

2015年、第二次安倍政権下で「統一教会の名称変更を文化庁が許可(1994年から20年以上、差し止めていた)

友好団体も多いと聞くから、重点監視対象から外したり、中身を変えずに名称だけ変えたら(統一教会だと気づかず)更に国民の被害が増えるのは当たり前だ!!!

どこの誰が、警察庁や警視庁に圧力をかけたんだ???

 

岸田総理に調査してもらい、記者会見で国民に説明していただきたい!!!

 

オウム事件(1995年)が起こった秋に(麹町のビルで有田氏がレクチャーしてからすぐに)統一教会の摘発を開始していれば、安倍氏の銃撃事件は起きなかったかもしれない。容疑者の母が入信したのは1998年なのだから。

 

テレビを見ながら、言葉を失った。

誰が、摘発を止めたのか?

 

1億円も財産を奪われたら、家族が怒り狂うのは当たり前だ!!!

銃撃事件は許されないが、県内有数の進学校に通っていたという容疑者は、大学に進学したかっただろう。

母親が多額の献金をしなければ進学もでき、兄が伯父に「食べるものがない」と訴える必要もなかった。兄が病気になり、その後自殺したという事もさらに孤独を深めたのかもしれない。兄弟なら、愚痴やら相談をお互いにできるから、少しは気が紛れる。

 

国民を「こういう被害から守る事」が、政治家の仕事だと思うが、やっていたのは正反対な事だった。

 

岸田総理、これ以上国民が被害を受けないように、きちんと対応してください!!!