60年以上前、実家の床の間には「天皇皇后両陛下」の写真が掲げてあり、旗日(はたび。祝日の事)には、国旗を玄関前に掲げる家がほとんどだった。
うちは、旗を出すのが子供の役目で、国旗を箱から出して組み立て、玄関の前に掲げた。
夕方になるとバラシて、国旗を丁寧にたたみ、箱に入れた。
1970年代になると、徐々に国旗を掲げる家が減っていき、実家も掲げなくなった。
天皇皇后両陛下の写真も、掲げなくなった。
時代は変わっていく。
しかし、国旗を掲げなくなっても、お写真を掲げなくなっても、大切に思う気持ちがなくなったわけではない。
1980年代になって、国旗を掲げている家が一軒だけあった。
1990年代以降は、そういう家を見たことがない。
戦後生まれの私たちは、親から「物を大切にしなさい」と言われて育った。
少し前の朝日新聞の天声人語に「戦後は物資が少なかったため、国旗を縫って米を入れていた」という内容の事が書かれていた。
今、国旗は「入学式や卒業式などの式典」や「スポーツの国際試合で見る」ぐらいで、実際に触ったり掲げたりした経験のある人は少ないと思う。
自民党は「国旗を大切に思う人々の感情を守るために必要な法整備だ」と主張しているそうだが、国民民主党の玉木氏は「立法事実はない。『予備的予防的な立法もありうる』という与党側の主張があり、百歩譲って受け入れた」という。
中道改革連合、立憲民主党、公明党などは「立法事実がない」という事で「国旗損壊罪」法案に反対している。
私は、高市総理よりも長く生きているが、国旗を損壊する場面を見た事はない。
たとえば、たくさんの国民から「うちの近くの公園で、知らない人が何度も国旗を焼いているのを見た。苦痛でたまらないから、罰則を作ってほしい」という訴えがあちこちであったなら、それは考えるべき事かもしれないが、そんな話を聞いたことは一度もない。
自宅に国旗がある人が、どれだけいるのか?
国旗を触ったことがある人が、どれだけいるのか?
国旗を見るのは「式典か国際試合の時だけ」という今の状況で、「日本の国旗を傷つける行為を処罰する『国旗損壊罪』法案を審議する必要」はない!!!
自民党は「国旗を大切に思う人々の感情を守るために必要な法整備だ」と主張しているそうだが、法整備などしなくても、国旗を損壊した場面にもし出くわしたなら、「私は国旗を大事に思っているので、国旗は大切に扱ってください」と言えばいいだけの事!!!
「国旗損壊罪」などという法律を作って処罰する必要は、ない!!!
今、国会で審議すべきは「物価高対策」だ!!!
高市総理、消費税減税はやらなくていいから、「社会保険料の引き下げ」を考えた方がいい!!!若い人たちの社会保険料が高すぎる!!!
結局、物をたくさん買うのは「お金がある人たち」なんだから、消費税減税は「金持ちが得をする」ため、意味がない。(それに、減税分の4、5兆円の財源はどこにあるのか?)
レジシステムの改修にもお金がかかるし、2年後に消費税を元に戻すためのレジシステムにもお金がかかる。政府は、業者の負担をもっと考えるべきだ!!!
それから、先日の参院予算委員会での杉尾秀哉議員の質問に対して、高市総理は「聞かれていない事」をダラダラしゃべり続け、委員長に「総理、簡潔に」と言われても無視して話し続けた。
高市総理の話を聞いていると、秘書が「夜中に電話してもなかなか出てくれなくて、私の仕事ができない」とかなんとか言っていたが、それなら秘書を参考人招致して、本人から話してもらえばいい!!!
総理は、すぐに秘書を国会に参考人招致し、秘書は自分の言葉で多くの疑問点について、きちんと説明するべきだ!!!
それから、高市総理、「刑事訴訟法改正案」は冤罪からの救済のために、「検察側の、証拠の全面開示」が絶対に必要だ!!!
これができないなら、改正する意味がない!!!
検察側が「不利な証拠開示を拒む」のは、間違っている!!!
証拠はすべて開示し、その上で公正な裁判を行う必要がある。
冤罪からの救済のためには、「証拠を全面開示」して、とにかく早く真犯人を捕まえる必要がある!!!
あと「個人情報保護法の改正案」だが、AIの開発のためなら、病歴とか犯罪歴などの幅広い個人情報を、企業などが第三者に「本人の同意なく提供してもいい」という内容になっているそうだ。
他の先進国、ヨーロッパなどでは仮名になっているが、今回日本は「実名でもいい」という立て付けになっているようで、医師や薬の団体も反対しているという。
個人情報を守ろうとしない、こんな改正案は非常識だ。
自民党は、こんな非常識な法案を、なぜ作ろうとするのか。
意味が分からない!!!
高市総理には、本当にこれらの法案が必要なのかどうかをよく考え、国会ではきちんとした答弁をしていただきたい!!!