記事の内容から
【発熱外来を開いている私は、厳冬の第6波対策を急ぎ、診療所の外に暖を取りながら安全にPCR検査ができるブースを増設した。
なのに、厚労省は驚きの発表をした。
保険診療として行うPCR検査で、医療機関に支払われる費用を引き下げるという。
新型コロナが疑われる患者は費用の自己負担なく、診療所でPCR検査が受けられる。
診療所は公費から検査料をもらい、それから検査会社に支払う。
1万8千円をもらい、1万4千円を支払っている。
その差額4千円でも設備投資して感染リスクを背負い検査する我々には安すぎる。
そこへ、12月31日から来年(2022年)3月末までは激変緩和措置で1万3500円、4月以降は7千円しか医療機関に払いません、である。
厚労省は、自費で行う検査価格の高止まりに保険診療価格が影響を与えているというが、自費検査はすでに高いところも安いところもある。引き下げの論拠としておかしいのでは。
このままいけば、我々は1検査するたびに赤字になる。
この冬、日本の臨床現場はどうなってしまうのか?】
つまり、厚労省は「去年12月31日から来月3月末までは1万3500円しか医療機関に払わない」から、(検査会社に1万4千円払わないといけない)医療機関は500円の赤字になる。
そして、厚労省は「今年4月以降は7千円しか医療機関に払わない」から、(検査会社に1万4千円払わないといけない)医療機関は7千円の赤字になる。
こんなバカな話はない!!!
厚労省は、もっと他に考えるべき事があるはずだろ?
空港検疫を「全自動PCR検査」にするとか。
結局、これだけの赤字を医療機関が補填する事になると、投稿された先生だけでなく、ふじみの救急病院(2020年2月から24時間体制のPCR検査を実施)は、現在どうなっているのか?埼玉県からの支援があるのか???
医療従事者の人たちの毎日の苦労に対して、きちんと報いる対応をしろ!!!
PCR検査をすればするほど赤字になるなら、もう、医療機関はPCR検査は中止するしかない!!!
厚労省は、国民に死ねというのか?今でも自宅放置だが。
だいたい、厚労省は水際対策も「現場任せ」で、空港検疫の人たちにかなりの負担を強いている!!!
1月6日の「クローズアップ現代+」の「オミクロン株、水際の攻防。羽田空港の検疫に密着」では
【去年11月30日ホテル待機対象者61人。12月5日1086人。わずか5日で急激に増えた。
ホテル不足で、200人分が対応できない事態。
厚労省は準備が追いついていなかった。
厚労省に連絡したら「近隣の空港に連絡して融通しあってほしい」との連絡。
「成田も無い」
「この空港でどうしろと」
「危機感が伝わっていない」
「危機感はわかっているはずだ」
ホテル搬送終了は、明け方3時だった。】
下手すると、空港検疫の職員は過労死レベルだぞ!!!入国した人たちの中から罵声を浴びせられた職員もいるんだから、岸田首相は空港検疫の実態を知っているのか?
【最大の問題は、入国者の滞在歴がわからない事。
例えばトルコからの便。到着後、ホテル待機を求められない。
しかし対象国から出発してトルコ経由して到着した場合、ホテル待機が必要。
これが「実際に乗客が到着してからでないとホテル待機が何人いるのかわからない。家族連れか単身者かもわからず、部屋割りが難航」】
こんな状態で、きょう「水際対策緩和。入国を3500人から5000人」と岸田首相は言った。空港検疫の状態を、厚労省はきちんと岸田首相に伝えろ!!!