「国旗損壊罪法案」。私は60年近く国旗を触ったことがないし、最後に実際に国旗を近くで見たのは40年ぐらい前だ。国旗は家に無い。この法案、必要ない。

子供の頃は、祝祭日に国旗を掲げるのが役目だったから、国旗を触っていた。

国旗だから、大事に扱っていた。

 

しかし、いったい何のためにこの法案を作ろうと思ったのか、意味がわからない。

国旗を、祝祭日に家の前に揚げている家は、見たことがない。

国旗を損壊したり汚したりする人も、一切見たことがない。

そもそも、家に国旗が無い!!!

 

法案を提出した議員は、たぶん家に国旗があるんだろう。

では、国民から「国旗について困ったことがある」と、何度も訴えられたことがあるのか?

 

テレビで、参政党議員が、「集会に、国旗にバツ印をつけて持ってくる人がいて困る」という内容の事を言っていたが、それは、参政党に対する「何かの意思表示」だろう。

それについて、何か思い当たる事はないのか?

他の党で、そういう話は聞いたことがないが。

 

 

先週の「報道特集」より

【2004年の園遊会。

当時の天皇陛下と、東京都の教育委員を務めていた棋士の米長邦雄氏との会話。

米長氏「日本中の学校に国旗を揚げて、国歌を斉唱させるのが私の仕事でございます。頑張っております」

天皇陛下「やはりあの、強制になる という事でないことが、望ましい事だと思います」

米長氏「素晴らしいお言葉を、ありがとうございます」

 

天皇陛下が日の丸について言及するのは、異例の事だった。】

 

【2006年の小泉政権で、当時の内閣法制局長官だった阪田氏は「今、この法案を必要とするような社会的な状況はない」と話す。

「本件は一体何が問題なのか、何を守ろうとしているのか、ということが、まったくわかりません」

「処罰対象が明確でない事が、一番の問題」

「極端に言うと、しょうもない法律だと思いますね。『国民が日の丸を大切にしようと思っている気持ちが害される』というが、それはそういう人に、罰則を科してまで守らなきゃいけない物ですか」

「いつかあるかもしれない事で人を処罰することにしたり、人の権利を制限するという事は、やっぱり法律としては行きすぎだろうと思いますね」

「法律の尊厳を傷つけるような事になるのではないか、と思いますね」】

 

阪田弁護士は「仮にこの法案が成立したとしても、薬にも毒にもならない、何の意味もないものになるのではないか」とも指摘されていたという。

「内閣法制局は、法案の審議や調査を行う機関」という事だから、阪田氏の言葉は重い。

 

1964年には、8割の世帯が持っていた国旗。

今、何割の世帯が持っているのか、自民党や維新の会は調査したのか?

 

国旗は揚げたければ揚げればいいし、国歌も歌いたければ歌えばいい。

国旗をどう扱おうが、買ったのは自分だから、自由にすればいい。

一般の国民が、「国旗を踏みつけたり、燃やしたりはしない」と思うからだ。

 

 

先にも書いたが、2004年、園遊会での米長氏に対する、当時の天皇陛下のお言葉「強制になる という事でない事が 望ましい事だと思います」は、国民の気持ちに寄り添ったお言葉だと思う。

国旗に対しては、戦争の事もあり、いろいろな思いが国民にはあるからだ。

 

国旗損壊罪は、必要ない!!!