物価高騰が続く中、生活が苦しい人たちからの相談に、弁護士などが応じる「全国一斉相談会」が行われている。
相談会は、弁護士・労働組合・市民団体などの支援グループが開催し、全国一斉に電話相談に応じているほか、愛知・大阪・福岡などでは、対面での相談会と食料の配布を行っている。
このうち、さいたま市の会場に訪れた３０代男性は「ネットカフェで寝泊まりし、貯金もなくなり、この先生活できない」と厳しい状況を訴え、相談員は「生活保護を利用し、生活を立て直しながら仕事探しをしてはどうか」とアドバイスしていた。
支援グループによると「物価高騰が続き、精神的にも追い詰められるケースが相次いでいるほか、夏休みで給食がなくなり、子育て世帯の生活が厳しさを増す懸念がある」という。
支援グループの弁護士は「さまざまな問題に、弁護士などの専門家が幅広く応援させていただきますので、ぜひ、一人で抱え込まないで、ご相談いただきたいと思います」。
電話相談は、きょう午後６時まで。
全国共通のフリーダイヤル ０１２０－１５７－９３０
