「学術会議 揺らぐ独立」(オピニオン&フォーラム)。朝日新聞2023年3月24日。そもそもの問題は菅前総理が「なぜ6名を任命拒否したのか」という点だ。記者はなぜ、菅氏に「6名の任命拒否の説明をお願いします。今のままでは違法状態だと思うので、説明できないなら撤回してください」と徹底的に追及しないのか?

この記事の、佐藤学氏への最後の質問は

【記者「学術会議への国民の関心は高いとは言えないようです」】

というものだった。

国民の関心が低いから、このまま政府が学術会議の人事に介入しても仕方がないと思っているのか?

この記事を書いた記者は、「国民が、学術会議に関心を持つような記事」をずっと書き続けてきたのか?

 

記者の仕事は、国民の半数が投票に行かないことを危惧し、国民が政治の問題について関心を持つように、新聞やテレビでもっと特集を組んで発信することだろ?

まずは、朝日新聞が範を示せ!!!

 

朝日新聞で、表紙のトップに毎日「日本学術会議の任命拒否問題について。なぜ菅前総理は説明できないのか?それは、きちんとした理由がないからだ。きちんとした理由がないから説明できない。政治家として説明できないようなことをしていいのか。6名の欠員が生じ違法状態だが、それについてどう思っているのか」など、まずは、この問題について、徹底して記事を書け!!!

そして、菅前総理に密着して、事実を聞き出せ!!!

まず、この「任命拒問題を解決する事」が先だ!!!

まさかと思うが、菅前総理は「独立性を重んじる」という事がわからないのだろうか?

 

日本学術会議の独立性を重んじなければ、また悲惨な戦争に突き進む可能性がある!!!

政府が独立性を重んじ、学会の人事介入をしないように、記者は記事を書け!!!

 

 

【佐藤氏「そもそも日本学術会議は、戦前に科学者が軍事研究に協力したという反省のもと、1949年に発足しました。

翌年、戦争を目的とする科学の研究には絶対従わないとする声明を、67年には軍事目的のための科学研究を行わないとする声明を出しました。

17年の声明も、過去の声明を継承しています」

「一方で政府は15年、安保法制により集団的自衛権を認め、昨年末には、敵基地攻撃能力は専守防衛の範囲内だとして容認しました。

大きく見れば、学術会議法の改正は、軍事力強化のために科学者を総動員する体制を造ろうとするものです」】

 

問題は「なぜ6名の任命を拒否したのか、その理由を菅前総理は説明する必要があるのに、拒否して逃げ続ける」という点だ。

違法状態が続いているのだから、政府がいう「改革」も「人事介入」もありえない!!!

早く菅前総理は「6名を任命拒否した理由」を説明して、国民の理解を得るようにすべきだ!!!

それをせずに、人事に介入するなど、絶対にありえない!!!