LITERA、6月11日のネット記事。「横田滋さんの死で、蓮池透さんが語った危機感」を読んだ。総理は会見で「あらゆるチャンス、あらゆる手段を使って」と言っていたが、実際は「まず田中均氏を交渉から外し、他にもいろんな交渉ルートがあって『北朝鮮との間に立つ』という人も名乗りを上げていたのに、すべて排除してきた。自分以外のルートは排除して、ズルズル引っ張ってきた。待っている家族にとっては、本当にひどい話です」。これでは、いつまでたっても拉致問題は解決しない。

2002年「蓮池さんたち五人の救出」のために、一年以上水面下で交渉に尽力してきたのが田中均氏。朝日新聞の「ひと」欄で読んだ記憶がある。

その田中氏を、総理が交渉から外していたとは。私は「引き続き、なぜ動いてもらえないのか」と思っていた。

総理が田中氏を排除した時点で、もう、拉致問題の解決は無理だったと思う。(これはいつの事なんだろう???)

それに加えて「他にもいろんな交渉ルートがあって、北朝鮮との間に立つという人も名乗りを上げていたのに、総理はすべて排除し、自分以外のルートは排除してズルズル引っ張ってきた」というなら、本当に絶望的だ。

 

これでは、何も進まないのは当たり前で、何とも言いようがない。

総理が「水面下で交渉中」というなら、国民には一切知らせなくていいから「家族会の人たちだけには、どう交渉中なのか」知らせてほしい!!!

総理が「最重要課題」と何度も言うなら、それが責任だろ?

家族の人たちは「とにかく政府に頼るしか道がない」から、言いたい事も我慢するしかない。

しかし、蓮池さんたち5人の帰国から、もう18年だ。いくらなんでも、時間がかかり過ぎている。

 

去年だったか、総理は「今度は私が会いに行く番です」という内容の事を言いながら全然行く様子がないから、「しょせん、口だけか。」と思うだけだ。

 

国と国の問題である以上、総理が動かないと何も進展しない。

交渉ルートや「北朝鮮との間に立つ」と言ってくださった方がいたのなら、なぜそれを断ったのか、総理に聞きたい。

 

人道的な問題だ。

せっかくの「交渉ルート」が、もし今も残っていて、「北朝鮮との間に立つ」という心ある方が今もいらっしゃるなら、「どうか個別でもいいから、交渉にあたっていただけないか」という事を、拉致問題を担当する部署からお願いしてほしい。

田中氏が動かなかったら、この問題の解決は、私は無理だと思っている。小泉元首相は、どう思っているのか?