とにかく、今でもギャンブル依存症で苦しむ人たちや家族がたくさんいる。
カジノができたら、そういう人々をもっと増やすことになるし、少子高齢化(収入が少なくて子供を産まず「無子高齢化」になるとも言われているが)になるのに、遊ぶ人が増えて働く人が減っては困る。
どうしてもやるなら、「富裕層限定」にしてほしい。
年収1000万以上とか、規定を設けるということだ。
毎年1000万円以上所得があれば、それなりに預貯金もあり、生命保険にも入っているだろう。家族に迷惑が掛からないなら、ということだ。
例えば、過去10年の「源泉徴収票」(毎年1000万円以上の所得の証明)と「パスポート」を提示すれば入場できるようにするのだ。
しかし、こういうことは、できるのか?
とにかく、家族の誰かがギャンブル依存症になった場合、他の家族、特に子供たちが苦しむことになる。高校や大学を中退するとか、進学を諦めるとか。
家族に病人がいるというだけでも、大変な事なのに!
政府は、そういう「苦しむ人たち」を増やしたいのか?
それよりも、「派遣社員」や「契約社員」を減らし、昔のように「正社員」を増やして年収を増やす政策をしてほしい。
このままだと、収入が少ないから子供を持たない夫婦が増えて日本人はどんどん減っていき、「団塊の世代」は今後(介護士は収入が少なく仕事はきついから、なり手が減少し)誰にも世話をしてもらえなくなるのではないか。
団塊の世代以降に生まれた人たちは、「それぞれ体を鍛えて、若い人たちに世話にならないように生活していかないといけないんだな」と思う。
今考えるべきことはカジノ(や改憲)ではなく、10年後20年後を考え「少子(無子?)高齢化」をどう乗り切るか、原発を減らし「再生エネルギーをどう確保していくか」とか、「核のゴミの最終処分について、どうしたらいいか」などについてだと思う。