IOCのバッハ会長は「もっと予算を削るよう」求めている。
2024年のオリンピックは、「全て既存の施設を利用する」と報道で知った。
ならば、2020東京五輪も、既存の施設を最大限利用して、次期五輪の「手本」になるように努力すればいい。
レガシーとして残すのは「新国立競技場」があればいい。
水泳の「アクアティクスセンター」は、元々、仮設を含め20000席を作り、五輪後に5000に減らす予定だったのだから(お金を使って作り、お金を使って壊すなんてMOTTAINAI考え方だ)、「辰巳」(5000席)を使えばいい。
バレーボールは、「有明アリーナ」(15000席)を作るのではなく、「国立代々木第一体育館」を利用すれば、近くにある「国立オリンピック記念青少年総合センター」も利用でき、便利だと思う。(五輪後を考えたら5000~10000席の方が利用しやすいと思うが。15000席も使うイベントが、いくつあるのだろう?)
「オリンピックの規定の座席数に満たないから」という理由で、それに合うように会場を作るようだが、日本は、まだ東日本や熊本の地震で復旧・復興途中だ。
福島の除染、廃炉、補償にあと10兆円以上も必要だという記事も見た。
おまけに、「赤字国債(国の借金)を、1、9兆円追加発行」するという。
若い世代に、これ以上負担を背負わせるのか?
オリンピックに1、8兆円必要だと聞いて、もう、オリンピックはやめてほしいと思った。少子高齢化で、この先、日本は大丈夫なのか?
本当はお金がないのに、福島や熊本にお金が必要なのに、オリンピックをやる意味がわからない。しかし、いまさら、辞退できないだろうな?
ならば、明日は是非、「日本にはこういう事情があるから、次期オリンピックの考えを取り入れて、既存の施設を使って経費を削減したい」と、丸川五輪担当相がIOCと交渉してほしい。
五輪担当相の実力の見せ所だ!
少し前に、「リオからのオリンピックの引継ぎの会議が開かれた」という記事を読んだ。「リオ五輪は、当初の予算で行えたから、東京も頑張ってください」という内容だった。
税金は、国民のために使うものだ。いらないものに使うのは、MOTTAINAIだけだ!
もったいないといえば、カヌー・ボート会場だ。
以前、「海の森」は、「海水だからボートの傷みが早い。近くで風力発電しているくらい風が強く、飛行機が頻繁に飛んで集中できない。関係者にアンケートを取ったところ、8割がオリンピック後は使用しないという結果だった」と、5大会連続で五輪に出場している人がテレビで話していた。
本当にこのまま作って大丈夫なのか?再度、実際に競技をする人たちに聞いてほしい。
もし、「コースに並ぶと同時に勝敗が分かるような施設」ができた場合、どうするのか?各国の選手たちがきて「こんなところでは、できない」と言われたら、どうするのか?
組織委員会が責任を取るのだろうが、「やっぱり○○が必要だ」と言われたら、お金は国が出すのか?
予算を決めて、その予算内で収まるように、枠をきちんと決めておき、「終わってみたら、知らぬ間に大赤字だった」などとならないように、よくよく考えて決めてほしい。
とにかく、税金は大切に、国民のために使ってほしい。