それについての詳細が11月24日の「NEWS23」でわかった
内容
〈森友学園に、国有地が大幅に値引きされた価格で売られていた問題。
政府が黒塗りで公開していたこの文書の中身が、一転、全面的に公開された。
安倍総理と学園との関わりが記されているのではないか、と言われていたが。
森友学園が建設予定していた小学校の土地の価格が8億値引きされていた問題。
先日の会計検査院の報告書には「なぜ、財務省が値引きをしたのか、根拠が不十分」と指摘されていた。
国会で野党はこれについて追及し国民に対し謝罪を要求したが、政府は、国有地の売買のルールの見直しなど、今後の話に終始し、政府から明確な謝罪は無かった。
記者「もう一度、財務省内で検証する考えは?」
麻生氏「そういった考えは、今のところありません」
一方、「のり弁」と揶揄された黒塗りの資料をめぐっても動きが。
森友学園の籠池被告が小学校設立の目標などを記した「設置趣意書」だが、財務省が「学校経営のノウハウが書かれているため」との理由で、黒塗りにしてきた。
それがきょう、開示を求める訴訟を起こしていた神戸学院大学教授らに対して、一転、全面開示された。
この黒塗り文書が注目されたのは、当初、籠池被告がこんな説明をしていたから。
記者「ここ(文書の「設置趣意書」の前の部分)には、何と書いてあったのですか」
籠池氏「え~、‥安倍晋三記念小学院。ですから黒塗りされているんだろうか」
こうした発言を受け、5月8日、当時民進党の福島議員が国会で黒塗りの文書を示し
「そもそも、最初の設置趣意書がその名前だったからこそ、様々な忖度がされ、特別措置が講じられることになったんじゃないですか」と発言。
当初示された学校の名前が「安倍晋三記念小学院」だったからこそ財務省が忖度し、国有地の値引きにつながったのでは、と追及していた。
ところが、きょう開示された資料には「開成小学校設置趣意書」と書かれていた。
籠池被告が主張してきた「安倍晋三記念小学院」ではなかった。
政府与党からは、メディアや野党議員への批判が出た。
記者たちのインタビューに応じ、
麻生氏「この話は極めて簡単で(総理の名前は)書いてなかったんですよ。だろ?(朝日新聞の記者に向かって)。朝日(新聞)は、『書いてある、書いてある』って、煽った口だろ?あんたのところは、そうだったじゃねぇか。素直に言えや。」
追及の急先鋒だった当時民進党の福島議員にインタビュー
記者「この問題を煽ったとの指摘もあろうかと思いますが」
福島氏「それは煽られるような情報隠しをやったからこうなるのであって、きちんと説明しないからこの問題はさらに大きくなり、国民に不信を持たれるようなことになったのであって、今政府は、その当時の国会対応や情報開示の仕方について、大いに反省すべきだと思う」
そもそも財務省は、文書を黒塗りにした理由について「学校経営のノウハウが記されているから」と説明していた。
しかし「開成小学校設置趣意書 設立代表者 籠池康博」と記された文書の内容は
『‥‥山があり‥‥目いっぱいに広がる田畑が、眼いっぱいに広がっている風情。‥‥の浮かんだ青い空がすっきり‥‥日本人の一番大好きな景色であります‥‥漁業、林業の勤労に汗をかく人たち‥‥』
文面の多くは、籠池被告が常日頃から語ってきた抽象的な教育理念だった。
原告代理人の弁護士は「これがなぜ『経営上のノウハウ』なのか、全く理解できない。こんなでたらめな事をやられていたら、税金の無駄遣いですよ。我々もこんなことするだけ、時間の無駄です」
(スタジオで)
何故黒塗りだったのかもわからない。
この文書には「子供権利条約、男女共同参画(中略)などが、日本人の品格をおとしめた」などの記述がある。我々が営々と積み重ねてきた「人権尊重」を批判する中身になっている。
昭恵夫人は、この中身に賛同して、名誉校長になったのか?一時期とはいえ、記者会見なり国会に出てきて、説明していただきたい。〉
麻生氏の「そうだったじゃねぇか」には、「これが大臣の言葉か?」とあきれたし、福島氏の発言には「その通り」と思った。
そしてやはり、昭恵夫人の説明責任は免れないと思った!
しかし、この文書のどこが「学校経営のノウハウ」なんだろうか?
財務省が何を考えて黒塗りにしたのか、意味が分からない!!!
文章に問題があって、公表して野党に追及されるのを恐れたのか???