あいちトリエンナーレ。テロ予告や脅迫を含めて、抗議の電話やファクスが相次いでいるため、大村愛知県知事が企画展の中止を決めたのは当然のこと。更に7日、ヘルメットをかぶりバケツに液体を入れた男が警部補に「ガソリンだ」と言ってバケツの液体をかけた。入場者の安全を考えれば、中止はやむを得ないと思う。

しかし、2010年から始まり、3年に一度開かれる「国際芸術祭・あいちトリエンナーレ」を楽しみにしている方々がいる。

その人たちのために「再開」を求めるなら、「必ず荷物の中身をチェックする(大きいリュックなどはチェック後、ロッカーに預ける)」や、「ペットボトルは持ち込むならその場で3口以上飲む」など、徹底したチェックをしない限り無理だ。

展示室の中の「1室だけ」のために、それができるのか?

それをすると、もっとお金がかかり(今の段階では420万円の費用は、寄付で賄われるそうだが)、今以上に、あれこれ文句が出るだろう。

 

とにかく、京アニの件を考えたら、軽々しく再開などできない。

もしもの事があった場合、誰が責任を取るのか?

愛知芸術文化センターは、コンサートホールや芸術劇場もある大型施設だ。

大事な県の施設を壊されては困る。