「ステージ4」と知った時に、「これからが、麻央さんも家族の方々も大変だろう」と思った。
本当は、家族の方々と静かに過ごした方が(特に、お子さんが小さいから、お子さん以外の事を考えるだけでも負担になるのではないか、と思ったから)、体にもいいのではないか、と思っていた。
でも、ずっとつらい治療に耐え、決断してブログを始めたんだから、「もう、やりたいようにやってください」と思った。
それは、以前、私が一時呼吸が困難になった時、「呼吸が普通にできるって、すごい事なんだ、このまま死ぬのかな?」と思ったことがあり、「もし、良くなったら、「やりたいように生きる、わがままに生きる!」と思ったからだ。
そして、麻央さんは、大切な方々に見守られながら亡くなられた。悲しい事だけど、幸せな事だったと思う。
一番大変だったのは麻央さんだと思うが、海老蔵さんを始め、周りの方々もとても大変だったと思う。お体に気をつけていただきたいと思う。
そして、私のように何人も看取っているとわかるが、大事な人が亡くなった後、ちゃんと「悲しんで」おくことが大切だ。悲しみの共有というか、「その人との思い出とか、話した内容とか、いろいろ話して、『でも、もう会えない』という事に泣く。でも、これからは、いつも私たちの心の中で生きているから」とか、「空からきっと見ているから、今度会う時にいろんな話ができるよう、いろんな思い出を作っていこう」とか、そういう事をしながら、なるべく「今までと変わらず、普通に過ごしていく事」が大事な事だと思う。
麻央さんは、「何もできなくなってしまった」と思ってみえたようだが、周りの人たちは「大切な麻央さんが生きていてくれるだけでいい」と思われていたはず。
最後まで「笑顔」で、本当に頑張られたと思う!
麻央さん、これからは「麻央さんを知る、全ての人の心の中」で生きてください。
そして、海老蔵さんのご自宅周辺が「いつもの日常でありますように」と願っています。