#新聞記者を見た。思ったことは、新聞記者が「政府が隠しておきたい事」を、いかに「腹をくくって、書いて公表するか」という事だ。今なら、「なぜ年金が、いつのまにか『積立式から賦課式』に変わったのか」ということを、国民に説明する必要があるのではないか。

国民は投票する場合、自分の生活に直結した部分について、最も注目するのだと思う。

最近は、年金問題だ。

なぜ年金は、受給額が減っていくのか。

 

6月25日の記事にも書いたが、江田憲司氏の6月15日あたりのツイッターを読むと、「積み立て式から賦課式に変わった経緯」が大まかにわかる。 

 

年金は元々「積み立て方式」(自分で積み立てた掛け金が、将来自分の年金として戻ってくる仕組み)でスタートした。

しかし当初は、その有り余る「積立金」を、やれ「グリーンピア」だ!「年金保養施設」だ!「役人のメシ代(事務取扱費)」だ!と、湯水のごとく「流用」し、年金財政が破綻してしまった。年金創設時、「(掛け金を)使ってしまったら、先行き困るのではないか」という声があったが、厚生省担当課長は「そんなことは問題ではない。将来、みんなに支払う時に金が払えなくなったら、賦課方式にしてしまえばいいのだから、それまでの間にせっせと使ってしまえ」と発言したそうだ。

その結果、いつのまにかその課長が言った通り、今の「賦課方式」(現役世代が払った掛け金で、同時代のお年寄りの年金を賄う仕組み)になった。長年の自民党政権の責任は重い。今の「賦課方式」は、ごまかし。

2016年暮れに「年金カット法」が強行採決され、今後、年金支給額は減っていく。

 

 

今度の参院選自民党は「消費増税」を掲げているが、「年金がカットされ、消費税が増えれば国民の生活が苦しくなる」のが、自民党にはわからないのか?わかって言っているんだろうが。

 

国民一人一人が、特に若い世代が「よく考えて投票に行きたい」という気持ちになるような記事を、新聞記者の皆さんに書いていただきたいと思う!!!

つまり、「日銀は、株価を買い支えるために公的資金をぶち込んでいるが、その資金の内訳(年金積立金のほかには何があるのか)」(年金積立金をこういう事に使う危険性の検証)とか、安倍首相が海外を訪問して「ばらまいた税金の、国別の明細(在任中すべて時系列で)」とか、「これからアメリカから買う武器や戦闘機などの明細」(支払いは分割らしいから、今後、若い世代が支払うことになると思うが)など。

 

そして、この政権、とにかく問題が多すぎる。

まずは「国民生活にかなり影響がある事柄」について新聞や報道番組でしっかりと報道してほしい!!!そのあと、あれやこれや、「丁寧な説明が未だにされていない案件」について、再度、問題点の指摘をしていただきたいと思う!!!