柳瀬氏の国会証言「面会は、加計学園から申し入れがあった」。昨日の「ゴゴスマ」では、いろいろわかった。柳瀬氏は、いつまで嘘をつくんだろう?

柳瀬氏の国会証言

 

2015年4月2日、加計学園加計学園の関係者の人と面会した。

官邸では、メインテーブルの真ん中にいた、元東大教授の吉川泰弘氏がほとんど話していて、それと加計学園の事務局の人が話していた。

後ろの方に10人の随行員がいて、その中に愛媛県今治市の担当者がいた(?)、という認識。(メインテーブルには「柳瀬氏」と向かい側に「吉川氏と加計学園事務局の人」が座り、その後ろに椅子を並べ、10人の関係者が2列で座っている、という形)

 

しかし、愛媛県の中村知事は、調査の結果、「当日、吉川氏は面会の場にいなかった」と話した。

 

 

昨日の「ゴゴスマ」、コメンテーターの方の発言

「柳瀬氏は、10日の午前中の国会では『2015年4月2日、獣医学部長の吉川先生が面会当日、いろんな話を、とうとうとしていた』と言っていたが、午後、蓮舫氏が『それは違うんではないですか?同席したのは、加計関係者で文科省OBと聞いていますが』などの質問を重ねたところ、柳瀬氏は、あっさりと認めた。

ここ、問題視されていないが、実は柳瀬氏が吉川さんと話したのは「もっと前だったかもしれない、4月2日じゃなかったかもしれない」と、蓮舫氏とのやり取りで言い出した。

だから、柳瀬氏が吉川さんとは他の日に話しているなら、『4月2日は、誰と何を話したのかは中身を言わないような作戦』で、バレなきゃそれでいいし、蓮舫さんに言われてバレちゃったから、それでごまかしたのだと、僕は感じた」

 

柳瀬氏は、「要望があれば、どなたであっても極力面会する」と発言したが、総理秘書官は極めて多忙。

 

「官邸に呼ばれる事、官邸で会う事は簡単ではない。官邸の中に会議室があるが、いつも会議をやっていて混んでいる。だから、官邸で会うのは簡単ではない。逆にいえば、ちょっとした懇談や打ち合わせなら近くのホテルで会おう、とか、外で食事をしながら話す。

だから、官邸で会う、という事は、間違いなく『会議』。それは、ものごとを『政府が官邸で進める』という事を相手側は感じる」

 

「(総理の分身であると言われる)秘書官というのは、自分でフラフラ仕事をする役じゃない。総理の命を受けて、総理を補佐するのが仕事だから、自分で『会いたいという人が来たから、ちょっと会ってきますわ』という事にはならない。役目があって、ものごとを進めて、それを報告して、『こうなっています』と。報告しない秘書なんて、いないでしょ?」

 

安倍総理が2017年まで加計学園の事を知らなかったとしたら、普通なら、安倍総理怒りませんか?もともと僕の友達なんだと、それが来たんだったら、来たことぐらい報告しろと。おかしくないか?報告しなかったら、怒るのではないか?」

 

モリカケじゃなく、他の大学なら、秘書官に持っていくような話なのか?これは」

 

「もし、横並びだったら、官邸に話が上がる前に、各省庁だと思う。今回『首相案件』という言葉が総理からの命を受けてるんだぞ!と、柳瀬さんが言ったふうに聞こえているが、僕はもう、逆だと思っている。

この段階では、柳瀬さんから加計学園の方を呼んでいる。愛媛県今治市の方を呼んでいる。それ以外に官邸付きの『参事官』二人を呼んでいる。一人は農水省、一人は文科省の人(出向中)。

この人たちに「一緒に聞いておくように」と。で、この人たちがメモを取っていた可能性があるが、『メモはないと、この人たちは言っている』と柳瀬氏は言い張る。

で、問題は、この二人に聞かせている、という事は、『もう、ここまで来て、進んでいるんだ、と。だから、総理が関わっている大事なプロジェクトなんだから、これは、失敗は許されないよ』と言ったんだろう、というふうに取ると、この話は、わかりやすくなる」

「でもこれは、あくまで申請の話の段階であって、最終的な認可を出すのは文科省ですよね」

「そうです。だからもう、そういう『文科省の意見』とかそういう段階の話じゃないぞ、もう、前に進める段階だぞ、という事を言っている。

それで、当時の参事官、ふたりの参事官のうちの一人は、今は『私学助成課』にいて、もう一人は『大臣官房の秘書課長』をやっている。つまり、ちゃんとこの話を聞き置いた者が、それぞれのポジションについている、という事も考えると、やはり、もうここは『総理からのお話ですから』ではなくて、『総理がやる事にしているから、こういうふうに進めるように、ちゃんとやってね、皆さん』という宣言を、柳瀬さんがしたんじゃないか、という見方の方が、素直に聞こえる」

 

「総理秘書官は、勝手に動かない。そうすると、総理秘書官が動く以上は全て総理案件ではないのか?それ以外の仕事はあるのか?」

 

「つまり、職務権限は、この場合総理秘書官にどういうものがあるかはわからない。普通の公務員とは違う。総理を補佐する仕事は決まっている訳だから、勝手に人と会うとか、勝手にやってしまうことはない」

 

5月10日、「報道ステーション」より

「首相秘書官関係者によると、『首相が関心を持っているものすべてが首相案件』。だから秘書官は、その都度、必ず報告する。これが、首相案件の性格」

「国家戦略特区は、申請者は『自治体』。自治体を飛び越えて希望事業者(加計学園)に首相秘書官が直接会って、懇切丁寧に説明する。これは、『特別扱い』以外の何物でもない」

 

 

首相秘書官が、結果を首相に報告しないなんて、ありえない話だ!

なぜ、柳瀬氏は嘘をつくのか?いつまで嘘をつくのか?

 

それに、国家戦略特区の申請者は自治体なんだから、「加計学園」ではなく本来は「愛媛県今治市」が「主」になるはず。加計学園に「無償で大学用の土地を提供し、県と市で建設費用を100億円近く出す」わけだから。

それなのに、柳瀬氏が「加計学園と会ったことを覚えているが、愛媛県今治市の職員と会ったことは記憶にない」なんて、ありえない事だ!愛媛県今治市の職員は「随行員」だったという認識なのか?

バカにするのもいい加減にしろ!!!

 

「主」が加計学園というなら、やはり「加計ありき」という事だ!

 

国民は去年から「加計ありき」だと思っているんだから、早く、総理に真実を「真摯に丁寧に」話していただきたい!

 

 

 

 

政治の事を考えていたら体調が悪くなり、今週初め休んでいたが、「半分、青い。」を観ていたら、ドラマの中の音楽が、♪やってまった、やってまった、やってまった♪ と聴こえ、「こりゃいかん、耳まで悪くなったか。またストレスで、聞こえなくなるかもしれん。」と思い、当分、休みます。

 

とにかく、報道の皆さんや野党の皆さんが頑張らないと、結局は、どうにもならないので、とにかく、よろしくお願いします!!!