なぜ、獣医学部が必要なのかがわからない。1校作って、今後、どう展開していこうというのか?

獣医師が不足しているなら、現在獣医学部がある大学の定員数を増やせばいいと思うが。

最先端技術を研究する施設が必要なら、大学がその申請をして、国や県などが研究施設としてふさわしい場所に作ればいいのではないか?

 

獣医学部を新設する場合70人以上の指導者が必要だそうだが、急に70人以上の「指導する先生」を集めることは、大変な事だと思う。

それを総理は「2校でも3校でも」などと言ったが、そんなこと、ほぼ無理だと思う。

今でも不足しているといわれる「指導者」を集めるのは不可能だと思う。

そもそも「獣医学部を新設」して、「その後、どう広がって展開していくというのか」がわからない。

 

たとえば、「日本の特産品(農産物や加工品など)になるかもしれない」と思われるものを各県で業者等から募集し、その中で「これというものがあれば」国家戦略特区としてまず1つの町で施設等を作り、それを各地のイベント会場等で積極的に売ってみる。だんだん各地で売れるようになり採算が取れるようになれば、海外にも積極的に売り込む。そして、産業として成り立つなら「各地にその施設を作り、展開していく」ということなら、各地の雇用にもつながり、そういうものについてなら、国家戦略特区としてやってみる価値があると思う。

 

だから、新たに獣医学部を新設するよりも、公務員獣医師等の待遇改善(給料等)をして、学生が「ペット業界よりも、公務員獣医師の方がやりがいもあり待遇もいい」と考えたくなるような方法を考えることの方が大事だと思うが。

そうでないと、四国に大学は作ったが、結局、大学を出た学生は首都圏の「待遇のよい職場」に行ってしまうと思うのだが。