先日、国会中継を見ていて、総務省が勝手に「統計委員会の西村委員長が『国会には、仕事を抱えていて忙しいから出席できません』みたいな文書を捏造して」野党に配っていた件。しかし「委員長がそんな表現で文章を書くのか?」と思いながら聞いていたら、「その後、西村氏本人から文書が出て、『国会周辺に私が出した文書が出回っているようですが、私はそういう文書を出すよう指示していないし、この文書が私の初めて出す文書です』というものが日付・署名入りで出された」と野党議員から説明があった。詳細がわかった!!!

総務省が捏造して野党に提出した文書。日付も名前もない。

「統計委員会委員長は、非常勤の時間給のアルバイト公務員でしかなく、私は本務として、学者としての研究教育、そしてその他企業関連の取締役や顧問の仕事をいくつも抱えて居ます。

国会に対しては、本務を犠牲にして出来るだけ協力していましたが、本務としての研究教育及びその他の企業関連の仕事に支障を来す事態に至っており、これ以上本務に支障をきたす形では協力出来ません。」

 

「非常勤の時間給のアルバイト公務員でしかなく」なんて、統計委員長が言うか???

 

 

西村統計委員長が提出した文書

「                       2019年2月23日

                              西村清彦

 

国政における国会審議の重要性は強く認識しております。しかし、同時に、私には研究教育等の本務があることを認識していただきたいと思います。そのもとで、研究教育等の本務に支障のない限りにおいて、国会には協力する所存です。

 

なお、国会周辺には私が提出した「文書」と称するものが回っているようですが、私はそのような「文書」を提出するように指示したことはありませんし、内容も提出を前提とした文書としては明らかに不正確であり、ふさわしくありません。

このような「文書」が国会にわたった経緯を私は知りませんが、極めて遺憾です。

従って本文書が私の初めての提出文書であることを明確にしたいと思います。」

 

テレビで西村氏を何度も見たが、「毎月勤労統計調査で、全数調査でないのは法令違反ですよ。これは大変な事ですよ」と指摘していた人だ!!!

この人が「非常勤の時間給のアルバイト公務員で仕事も忙しいから、国会に出ません」などというわけがない!!!

つまり、政権に都合の悪い答弁をする人を国会に出席させないようにするために「総務省が忖度」して出した、ということだな。

 

「公文書の改ざん」の次は、「無断で文書をねつ造」して「本人の意思とは真逆の『国会への出席を拒否』する文書を出す」なんて、何を考えているんだ!!!

謝罪して済む問題ではない!!!

 

官僚の仕事は、「国民のために働くこと」だ!!!

統計不正のせいで、多くの国民が不利益を被った!!!

早く解明するために何をすべきか、それを考えて動くのが仕事だと思うが。

 

厚労省が不正をやったから、それに伴う費用が発生した!不正をやった組織全体で補填しろ!!!

不正をやって謝罪だけで済むのなら、「何を言っても何をやっても辞めなくていい」と、今後もっとひどい案件が出てくるのではないか。

 

こんな捏造が起こるなんて、どこまで歪んでいるんだ。

誰か、まともな事を言ってくれる人はいないのか?