7月28日、朝日新聞朝刊。森友の公文書改ざん発覚後の3月に自殺した「財務省近畿財務局の男性職員の父親への取材」が掲載されていた。

男性職員が父親宛に遺した遺書には、男性が「森友学園の仕事に携わり、上司に指示されて文書を書き換えたのを苦にしていた」という趣旨の記述があり、上司の名前は書かれていなかったが財務省本省の役職名が記してあったそうだ。

「正直やったから、文書に手を加えたことを一番苦にしたんじゃないか」

 

「公文書改ざん」という、考えられない事を財務省内でやったにも拘らず、なぜ誰も責任を取らないのか?

 

ずっと真面目に働いてきた人が非常識な仕事を強要され、深夜まで残業して病気になり、国会での「公文書改ざん」の審議を知って「指示されて書き換えたとはいえ、書いたのは自分」と考えてしまい、絶望的な気持ちになって亡くなられたとしたら、本当に気の毒で、何と言っていいかわからない。

 

麻生太郎財務相は6月4日の会見で、亡くなった職員について「改ざんに関与した事に非常に責任を感じて、という形で身を絶たれた方がおられた」と改ざんを苦に自殺したと認め、「甚だ痛ましい話で、我々としては極めて残念」と語った。〉

しかし「誰が、何のために改ざんしたのか」という真相解明は、うやむやのままだ。

理財局長はその後、国税庁長官に昇進した。どういう事???

 

自民党は「きちんと責任を取らない」政党なのか。

 

籠池氏と昭恵氏を引き合わせたのは誰なのか。マスコミが報道しないのは何故だ???

全ては、そこから始まっている。

わざわざ昭恵氏が東京から大阪まで行き、小学校建設予定地の前で3人で写真を撮り、それが利用された。昭恵氏は幼稚園に行き、園児の言葉に涙し、理念に共感し名誉校長に就任。そのあたりから忖度が始まり‥。

昭恵氏が大阪に行ったのは、本当にまずかった。

そもそも「総理夫人」が表に出ることは今までなかった。その立場だと利用されるから、普通は表に出ない。「利用されて夫に迷惑が掛かってはいけない」と考えるのが「トップの奥様」だと思う。

それが、どういうわけか、昭恵氏は国家公務員を秘書(?)みたいにしてあちこち行き、なんだかんだとメディアに出てきて、その結果が「森友問題」だ。

忖度とはいえ、「常識で考えて、公文書改ざんはダメ」なのに、なぜ、改ざんを近畿財務局に指示したのか?

その結果、男性職員が亡くなられた。54歳で亡くなられ、本当に無念だったと思う。

男性職員に責任はあるのか?違うだろう?責任は、財務省本省の、改ざんを指示した上司にある!しかし、何のために、そんな事をやる必要があったのか?

とにかく、全責任はトップにあるのだから、麻生氏には辞任していただきたい!!!

 

森友・加計問題は、とにかく「うやむやのままで」終わらせてはいけない!!!

このままだと、「何を言っても、何をしても、総理は誰にも責任を取らせないから、自民党議員は何を言ってもいいんだよ」という風潮が、今後も続いていくような気がするからだ!!!