S氏の働きにより、30年以上埋もれたままだった年金を回復できた人たちがいた。
その年金が家族の生活の一助になっているという。
S氏独自の「請求もれ年金、チェックシート」
1、戦時中、軍需工場に徴用、挺身隊で勤めたことがある。
2、戦時中、戦後(昭和20年代)に民間の会社に勤めていた。
3、兵役になる前に会社に勤めていた。
4、陸軍造兵廠、海軍工廠、被服廠等も、年金としてもらえる場合がある。
5、配給品を扱う商店、組合に勤めたことがある。
6、米軍キャンプで働いたことがある。
7、昭和34年1月以前に農業会(農協)に勤めたことがある。
8、結婚前に会社に勤めていた(女性)
9、転職が多かった。
10、公務員になる前や後に、会社に勤めたことがある。
11、勤めていた会社が閉鎖、倒産、合併、社名変更した。
12、国民年金だけもらっているが、会社で働いたことがある。
13、パート、アルバイト、夏や冬だけの職場で働いたことがある。
14、実家は老舗の小売店で、合資、合名、有限、株式会社だった。
15、自営業を始める前に、会社に勤めていた。
16、定時制の高校・大学の二部で勉強をして、昼間は会社に勤めていた。
17、親や親せきの会社の手伝いをしていたことがある。
18、夫を亡くしたが、遺族年金はもらっていない。
19、亡くなった夫が、戦前・戦後に会社に勤めていた。
20、父と母は亡くなっているが、戦時中、戦後の会社で働いていた分の年金はもらっていない。
21、日本年金機構より「あなたのものと思われる年金記録があります」という手紙をもらったが、わからないままになっている。
読み取れたものは以上で、誤字脱字があるかもしれません。
番組内では、年金の相談をする前に、会場でこの「チェックシート」を各自がチェックしていました。
「社会保険事務所で相談する時の一助になるのではないか」と思い書きましたが、去年の放送から1年経ち、再度NHKで「一年経って、宙に浮いた年金記録は、どれだけ判明したのか」を検証する番組が、今後放送されるかもしれません。
安倍総理は2007年、「宙に浮いた年金記録問題が発覚した時」に、国会で「最後の一人に至るまで、必ずチェックする。そして、すべてお支払いする」と発言した。
11年経って、どこまで判明したのか。今後、どう解明していくのか。
それを、総裁選の議論の場で発言していただきたい。