働き方改革。高プロは「家庭崩壊を招く」働き方だ!削除を!!!過労死、過労によるうつ病などで身近にいる家族は疲弊し、家族崩壊が起こる!!!

自分もいろんなことがあったが、人からもいろんな話を聞いた。

 

過労死しても、職場の同僚は今後も勤めるつもりだから「事実は証言できない。定年になれば話せる」と言った。

 

なかなか起きてこないから、疲れて寝ているのかと思ったら、寝たまま亡くなっていた。

 

うつ病になって、診察代や薬代、交通費も含めると1回受診すると8000円以上かかった。お金がかかる。いつになったら治るのか、先が見えないのが困った。

 

離婚届を出され家族の気持ちはバラバラに。一家離散って割と簡単。思いもしなかったことが人生には起こる。前を向いていくしかない。

 

「自宅療養だと、奥さんや子供が、患者と同じような症状になることがある」と言われ、引きずられないように気をつけた。(その後、「一緒に受診するように」言われたが、「二人分の高額な医療費を払えというのか?休職中なのに何を言っているんだ?」と思った。このままでは自分もだめになるのでは?と思い、医者を替えようと思った。これは人には勧められることではない。本にもそう書いてある。医者に伝えたら、散々嫌味を言われ、「セカンドオピニオンの為にカルテのコピーを求めた」が「絶対に出せない」と拒否された。しかしこの医者の勤務体系が変で、不信感を持ったまま医者にかかる訳にもいかず、なにより、患者の性格が以前とは変わってきていたから、とにかく実行に移した。新しい医者には、今までのカルテは前の病院に頼んだが断られた旨を話し、今までの経過の説明をし、薬の説明もした。説明をするたびに当時の悲しみを思い出し涙が出たが、言うしかない。時間はかかったが、ほぼ元の状態にに戻った。

 

うつ病の薬は加減が難しいから、良い医者に掛かればうまく治るだろうが、治療は難しい。だからこそ、「過労死を招く働き方」を作ってはいけない。病人が増えるだけだから。

 

「過労死になる前に、なぜそういう働き方を自分で止めなかったのか。周りは気づかなかったのか」という話が出るが、元来真面目で責任感が強く、健康で、困難をくぐり抜けてきて成功体験がある人は、人に愚痴を言わないし「頑張ればできる」と思っているので、「過労だから休まないといけない」とは思わないし、家族にも弱音を吐かない。だから、「過労だから働くのをやめさせる」事ができるのは、上司しかいないのではないかと思う。高プロは上司もいないから、削除するしかない。

 

過労死は「過労(限度は超えているが)でも動けるから、死ぬまで働き続けて倒れる」。うつ病は「過労で食べられなくなり動けなくなるから、そこで初めて『もう駄目だ、会社に行けない、病院に行く』となって病院に行くが、治療は難しい」という事になるのだと思う。

 

毎日ろくに眠らない状態で働いていると、「とにかく、働かなくちゃ」という意識だけで体は動く。それがずっと続くと考えがマヒしてきて「仕事をする」が全てで、それができなくなったら自分を責めて「もうどうしても仕事ができない、体も動かない、死ぬしかない」みたいな方向に考えがいってしまうのではないか、と思う。

 

〈そういう状態になった時、「だれも責めたりしないです。身近な人は、皆、あなたが頑張ってきた事を知っている。だから、親兄弟、友達、誰でもいいから、辛かったら早くそれを伝えてください。とにかく生きる事!」と、これは社会に出る前に、中学・高校・大学の授業の中で教えていただきたい事だ。〉

 

話を戻す。過労になった人は、体調不良になって、初めて「弱音」がでる。だから「いつも前向きで頑張っている人が弱音を言ってきた」ら、とにかく会いに行って表情や服装(いつもきちんとしている人が頭はボサボサ、服はヨレヨレ、など)、痩せていないか、などを見ていただきたいのだ。そして心配なら一緒に病院へ行っていただきたい。

 

過労死遺族の方々は、多かれ少なかれこういう辛い思いをされてきたはずだ。

だから、国会にもたくさんの方々が行き総理に面会を求めたが、総理は会っていない。

 

しかし遺族の方々は、これ以上たくさんの方に同じ思いをしてほしくないから総理に会って「高プロの削除」を求めているのに、なぜ総理は会おうとしないのか。

 

総理が真剣に「働き方改革」を考えているなら、会って話を聞くことは大事な事だ!!!

 

労働時間調査のデータは2割がデタラメ!「高プロ」も実際に話を聞いたのは10数人という、あまりにもいい加減なデータで「高プロ」を入れようなんていうのが間違っている!!!

労働時間調査を再度きちんとやり直し、国会で時間をかけて審議をすることが大事だ!!!

とにかく、過労死を招く「高プロ」は削除してほしい!!!

 

今、竹中平蔵氏はNHKクローズアップ現代」で「将来的に、高プロの範囲を広げていきたい」という内容の発言をしていた。つまりは、「将来的に、年収が500万円でも300万円でも高プロ?」ということか?

今からそんなことを考えているのか?過労死を増やしたいのか?与党は信用できないな。

 

とにかく、少子高齢化の、これからの時代を生きる人たちが「健康に幸せに生きられる」ように、それを第一に考えて「働き方改革」をしていただきたいと思う。