「米大学 広がる無症状PCR 週1~2回検査『早期隔離カギ』」 朝日新聞3月29日夕刊。結局、初めから日本のコロナ対策は、間違っていたという事だ!!!

日本では、「PCR検査は『偽陽性偽陰性』が出る可能性がある」とか「陽性者を入院させないといけない。そうなると医療崩壊する」とか、最初の頃は「渡航歴がある人、熱が37、5度以上4日間」などと言って、検査を抑制してきた。

 

記事から抜粋

【「(偽陽性偽陰性の)割合は非常に低く、繰り返し検査すれば、さらに抑えられる。検査をしない理由にはなりえない」(生物学者であり、デューク大学副学長の発言)

 

サーベイランス検査」とは、「無症状者に対して定期的に検査を繰り返し、感染者を早期に隔離して感染拡大を防ぐ手法」

ボストン大学が発表したデータでは、陽性者のうち約38%が無症状で、さらに隔離した濃厚接触者の約1割が、のちに陽性になった。

 

サーベイランス検査による無症状感染者の早期発見と隔離は、デューク大学の検証でも指摘されている。対策を検証した論文によると、陽性者の51%が無症状だった。】

 

本庶先生が今年1月14日の「羽鳥慎一モーニングショー」で話された事。

「検査を拡充して患者をみつけて隔離する、というのは、医学の教科書(公衆衛生)に書いてある。去年から厚労省に言っているが検査数が増えない。」

「神戸のロボットの専門会社が、採算度外視で『完全全自動PCR検査器』を搭載したトレーラーを造った。80分で250検体の処理能力があり、1日に12時間稼働すれば約2500検体処理できる。1台1億円で1000台あれば1日に250万検体を処理できる。トレーラーは、移動して全国で検査ができる」

この番組では、去年の春頃から、出演していた先生方が、「PCR検査の拡充」について提言されていた。

 

なぜ、国や都は、未だに「徹底的な検査」をして無症状感染者をみつけようとしないのか?

今の検査体制で、感染者数を減らせると思っているのか?

 

政府や都が、本当に感染者数を減らしたいと思うなら、この記事(朝日新聞デジタルでも読める)を読んで、真剣に「休業補償」と共に「PCR検査を拡充して、陽性者を隔離する事」を考えるべきだ!!!

東京都は、とにかく検査数が少なすぎる!!!

大学病院や民間の検査会社も使って、とにかく変異ウイルスの患者を早く見つける必要がある!!!

 

それにしても、この記事で素晴らしいと思ったのは、去年の横浜港の「ダイヤモンド・プリンセス号」の感染者のデータを注視し、「無症状でも、後になって感染が判明した人がいた。陽性者だけでなく、無症状の感染者を早期に隔離するのがカギだと確信した」というボストン大学の学長さんの「キャンパス再開への思い」と「研究者の方々の素早い動き」だ。

 

日本は、データを検証しなかったのか?データから何も学ばなかったのか?

去年の3月の3連休(20、21、22日)、花見客がごった返して、結果感染者数が増えたが、今年も同じ時期に「緊急事態宣言を解除」したという事は、結局、何も学ばなかったのか? 

去年と同じ事(花見の時期に、何も対策をしない)をすれば、今年も感染者数が増えることぐらい、わかるはずだと思うが‥‥?

なぜ去年の失敗を、今年も繰り返すのか?????

 

結局、検証をきちんとせず、行き当たりばったり(感染者数が増えたら緊急事態宣言を出す、減ってきたらGOTO。で、感染者が減ったと思ってGOTOイートをやってしまった宮城県は、今、感染拡大している)で、東京はPCR検査の拡充もせず濃厚接触者の追跡も減らしたから、今の対策では「感染者が減る」要素は、無い。

そして、どう考えても、東京の変異ウイルスの数が少なすぎる!!!きちんと検査して、事実を国民に知らせるべきだ!!!

 

「もう第4波は始まっている」と情報番組で専門家が言っていた。

GOTOの予算は、全てコロナ対策に使うべきだ!!!

国や都が、明日からどういう対策を取っていくのか、注目する必要がある!!!