毎日新聞(ネット、会員限定有料記事)2020年10月24日。「医師が必要と判断した人のPCR検査もできなかった。頭を下げるしかない。申し訳ない」。8月7日付で厚労省を退官した鈴木康裕・前医務技監がインタビューで発言。

 新型コロナ対策の最前線で指揮していた、現場の最高責任者。

 

記事を読むと、唖然。

PCR検査が完全ではない(7~8割しか検出できない)としても、検査をしなければ「感染者を逃がしてしまい」、結果、市中に感染を広める訳だから、当然たくさんPCR検査をする必要がある。

なぜ「検査と隔離」という基本を、無視したのか?

最高責任者がこれでは、感染激増は当然の結果だ。

 

感染が減ってきた時点で「なぜPCR検査を拡充して、コロナを叩き潰そうとしなかったのか」が、最大の問題だ!!!

 

この一週間、感染者が増えてもPCR検査数はそんなに増えていない。

国民の命を助ける意欲が無いのか???

とにかくPCR検査数を拡大して無症状感染者をみつけ、保護・隔離しないと、本当に大変な事になる!!!

 

10月20日(火)のテレビ「ガイアの夜明け」を見てほしい!!!

世界が注目する、台湾のコロナ対策だ!!!

台湾は、4月以降、市中感染者が190日連続ゼロが続いている!!!

台湾の感染者数は、撮影時点で、535人、死者7人。

日本の感染者数は、撮影時点で、92670人、死者1670人。

死者がヒトケタだ!!! 7人だ!!!

 

大事なのは、水際対策。

キーマンは、陳建仁さん・69歳。台北市・中央研究院の特別研究員。4年間、副総統(今年5月まで)を務めた。

旧正月の休暇で訪れる中国客に対し「2月6日以降、中国大陸からの入境を禁止」した。

政府から強い政治圧力があったが、2003年のSARSで院内感染拡大という失敗があり、今回はいち早く、去年12月31日から対策を取った。

 

日本が「中国の旧正月の時期に、安倍前総理が『ようこそ』と観光客を受け入れていた」のとは全く逆の事を、台湾は行っていた!!!

政府の圧力に屈さず、感染症予防の疫学者・陳建仁氏は「2月6日から中国大陸からの入境を禁止」という水際対策に全力を挙げていたのだ!!!

 

政府は、台湾の「コロナ対策」を参考にして対策を取れ!!!

尾身会長は、なぜ台湾の対策を参考にしないのか?

分科会として、対策を出すべきだ!!!

まずはGOTOだよ。特に北海道・大阪・東京にはもっと対策が必要だ!!!

国民に手洗いなどの「お願い」ばかりを押し付けても、もうこれが限界だ!!!

今のままでは、感染者は増え、医療現場は混乱する!!!

PCR検査数をせず、医療物資を十分に病院に配布しない政府は、今後、どうやって感染者を減らすつもりなんだ?

具体的に国民に伝えろ!!!

 

医療機関で次々医療従事者に感染が広がったら、患者にも広がる。結果、医療崩壊が始まる!!!

厚労省って、何をやってるんだ?国民がぶつくさ文句を言わないと動かないのか???

早く動け!!!

給料分、働け!!!

先手先手で対策を打たないと、大変な事になる!!!

 

経済を回したいなら、台湾を参考にするしかない!!!

台湾は、4~5月は飲食店は客が激減したが、コロナ対策で感染者がいなくなったら6~9月は過去最高の売り上げに。

お好み焼き屋さん(広島焼がおいしい)は、満員の繁盛ぶり。

台湾にある日系の外食チェーン(映像には、くら寿司が映っていた)は、年間5人に一人は日本に来日する親日家の国民が、今は日本に来れないため「旅行に行った気分」を味わおうと、行列が必至!!!日本食ブームが到来している。

 

感染者が出た当初は、台湾でも情報が錯綜し、国民が疑心暗鬼に。

その不安を無くすため、台湾では毎日同じ人が記者会見をした。

その人は、中央感染症指揮センター・指揮官の陳時中さん。

126日連続で、データに基づいた情報をいち早く伝え、丁寧に説明。時間の制限を設けず、記者からの質問が無くなるまで記者会見をした。

さらに、コロナの相談を受け付けるホットラインを解説。様々な質問に答えた。

とにかく映像を見ていると、日本は本当に「後手後手」の対策で、泣けてくるわ!!!