詳細は、「衆院TVインターネット審議中継」で本多議員の最後の質問を見てください。
少し文字起こしを(あくまで、私が聞いて理解したままです)
本多議員「この世に、掛け金を払っていないのに死ぬまで年250万円とか350万円とかもらえる年金があるのをご存知ですか?」
総理「承知していません」
本多議員「承知していないんですか、ちょっとびっくりいたしました。
実は今回の問題が出てきてから、日本学術会議の皆さんに『年金もらってるじゃないか』と、とんでもないデマが出たので、私もいろいろ調べてみました。
そしたら、別な組織に、何とそこに任命されたら、日本学士院・日本芸術院・文化功労者の3つあるんですけど、芸術院は250万円、学士院は250万円、文化功労者は年350万円、死ぬまでもらえるんですよ。
あの、全然、日本学術会議と関係ないですよ。
でも今回、気づいて調べてね。お知りになっておいた方がいいと思うんですよ。
なぜかというと、総理は学術会議にケチをつける時に『10億円使ってる、10億円使ってる』と言うんですけど、例えば文化功労者、主な方を、私が知っている人なんで偏っているんですけど、こういう(パネルで紹介)そうそうたるメンバーなんですよ。
‥‥‥(氏名等)‥‥。文化の功労にあたってお金をもらう事にケチをつけるわけではありませんけど、しかし、これにかかっている予算、いくらかかっていますか?」
萩生田文科相「現在の文化功労者は233名でして、文化功労者年金施行法令において、年金の額は年間350万円と規定されております。
年間総額は、今年度の文化功労者を含めて8億1550万円となります」
本多議員「学術会議の10億10億と言いますけど、こういう事も総理、知っておいて考えた方がいいと思います。
この方々に、まったくケチつける事はありません。文化功労があった方々ですから。
ところが、最近おかしな現象が起こっていて、名前は言いませんよ。
ここ2~3年、会社の社長が入ってきてるんですよ。
大手食品会社とか、大手化粧品会社とか、今年は大手グルメ会社の会長なども入っているんですね。
しかし大きな会社というのは、最近たいてい文化にお金を出したりしていて功労されているんですが、年350万円出す組織に、経済人の方をね。特に最近入った方は総理とお知り合いなんですよ、たまたま。
こういう事をすると、非常にいろんな疑念が生じるんですよ。
なんでこういう事を言うかというと、実はこれどうやって選ぶか、知っていますか総理?
この選ぶ所にも、選ぶ所にも杉田さん(官房副長官・内閣人事局長)チョロチョロしてるんですよ。
つまり杉田さんが『選ぶ人を選ぶ』んですよ。
杉田さんがこれに直接介入したという証拠は無いんですよ。
ただこれを選ぶ『分科会』というのがあるんですよ。
そこに杉田さんがチョロチョロしてるんですよ。
これね、前川元文部科学次官が、学術会議のヒアリングをしている時に『学術会議の話はよくわからないけど、私は文化功労者を決める会議の人選を持っていた』そうです、文科省から。
そしたら杉田さんに『こいつとこいつは、安保法制に反対だからダメ』と言われたそうなんですよ。
これ、事実確認するように言ってますけど、杉田官房副長官は、この文化功労者を選ぶ会議があるんですよ、10人ぐらいの。
これもね、林真理子さんとか文化人の方が入って、これを選ぶんですよ。
その会議を選ぶ所の人事を杉田官房副長官が絡んでるんですけど、これ、公正ですか?こんな事してて」
萩生田文科相「文化審議会委員は、文化審議会で第2条の規定に基づき文科大臣が任命するものとされており、年度ごとに法令に基づき学識経験者のある者のうちから適切に判断しております。
今、ご指摘の件は、最終的に閣議了解をいただく案件については、文科省に限らず、事前に官房長官や副長官に相談することはございます。
それはなぜかというと、文科省から見たその人の評価だけではなく、もしかしたらそういう人は多岐にわたって活躍していると、結果として『利益相反』を起こす可能性がありますから、他省庁に照会をかける事もありますので、ご理解いただきたいと思います」
本多議員「こういう人事もちゃんと聞きたいんです。『杉田官房副長官を国会にお呼びしたい』という事を重ねて申し上げて、質問を終わります」
日本学術会議の「6名の任命拒否」にも、「文化功労者を選ぶ人を選ぶ」所にも杉田官房副長官が関与しているのか。しかも最近文化功労者に入った人は、総理の知り合いなのか。
ますます杉田官房副長官を国会に呼んで、質問に答えてもらう必要がある!!!
杉田氏が説明しないと、結局、いつまで経っても「6名の任命拒否の理由」がわからない!!!早く国会で説明してほしい!!!