「日本学術会議会員任命拒否」について、イタリア学会による声明があります。studiit.jpを多くの方々に読んでいただきたい!!!

菅首相が言う「日本学術会議の総合的・俯瞰的な活動」という意味が、さっぱり分からない!!!

だんだん発言に、言い訳が加わってきた。

「6名の任命拒否の理由を説明すればいいだけ」だ!!!

 

この問題について、私たち国民が今、声を上げなかったら、「イタリア学会による声明」の最後の方に書かれている「ナチスが最初、共産主義者を攻撃した時、私は声を上げなかった。なぜなら私は共産主義者ではなかったから。‥‥‥そして彼らが私を攻撃した時、私のために声を上げてくれる者は、誰一人残っていなかった」という文章のように、知らない間に一番大事なものを失ってしまう恐れがある!!!

 

今朝の朝日新聞を読んだら、官邸は2014年の選考にも関心を寄せていたことがわかった。この時も杉田和博官房副長官が絡んでいたのという。

これは、国会で杉田氏にも「どうしてそういう発言をしたのか」という理由を説明してもらう必要がある!!!今回も関わっているんだから、当然だ!!!

そもそも学術会議は独立した機関なんだから、記事の最後の2011年秋の交代人事の際に会長だった広瀬清吾・東大名誉教授の発言のように「定数を超す名簿の提示は、推薦候補を決める前にも後にもせず、人事の説明で官邸に行ったこともない」という姿勢でいいのだと思う。105名の推薦名簿を出し、総理が任命する。それだけだ。

 

学術会議の中で推薦された人を専門家が「優れた研究や業績について」選考するんだから、中曽根元総理の発言の通り「総理は専門家ではないから、推薦された方を形式的に任命する」というのが正しいと思う。専門家ではない総理に、選考する事はできないのだから。

 

もし、総理が6名を任命しないなら、その理由は「優れた研究や業績に問題点がある。」という説明をしなければならないと思うし、それができないなら6名の欠員があるままでは違法状態なんだから、すぐにこの6名を任命する必要がある。

どう考えても、菅総理の発言は理解できない。

日本学術会議の「総合的・俯瞰的な活動」って、どういう活動の事なのか?

 

推薦方法が今の制度に変わった2004年当時に、総務省がまとめた日本学術会議法改正案の資料に「日本学術会議から推薦された会員の候補者につき、首相が任命を拒否する事は想定されていない」とする内部の文書を作っていた事が、立憲民主党小西洋之議員のツイッターでわかっている。

 

菅総理は、きちんと任命拒否の説明をする義務がある!!!

6名の方々は顔写真も出しコメントも出し、記者会見もされている。

つまり「プライバシーを保護するために説明を控える」というのは、菅総理が説明から逃げているだけだ!!!

しっかりと国会の場で、説明してほしい!!!

カンペ―ばかり読んで、それも同じ答弁を繰り返す事はやめてほしい!!!