【説明】
検査室に用意されていたのは、5本の青い蓋つきの容器と、Mix(ミックス)という文字が書かれた1本の試験官。
蓋つき容器の中身が「検体」で、5本の中から少しずつ取り出し「Mix」の試験官に入れていた。
医師「(集合検査法とは)英語でPooling Test(プーリングテスト)などと言いますが、複数の検体から少量ずつ取って1つの検体を作り、その1つの検体を検査する方法です。
1000人のうち1人の陽性者をみつけるために、1000人全員にPCR検査をするのは、すごく大変ですよね。
そこで例えば、10人分、あるいは100人分を1つにまとめて検査をする方法なんです」
この病院では、5人から10人分の検体を混ぜ合わせて1つの検体を作り、グループごとにPCR検査にかけている。
結果が陰性であれば、このグループは全員が陰性。
陽性反応があったグループのみ、改めて一人一人のPCR検査を行うため、効率的に検査を行う事ができる。
さらに、検査に使う試薬も、「集合検査法」では「混ぜ合わせた検体のみ」使えばいいので、貴重な薬の節約にもつながる。
ソウル市では、感染が再び拡大していることから、6月8日から「検査を希望する全市民」を対象とした無料のPCR検査を実施しているが、ここでも「集合検査法」が活用されている。
医師「ワクチンも治療薬もない状態において、検査を通じて早く人々の不安を解消し、社会に戻る人は戻り、そうでない人は早く隔離して治療をする。
その目的で最善を尽くして活用する面が大きいんです。
日本もそうですし、すべての国で活用できると思います」
韓国の集合検査法(Pooling Test)
方法⇒5~10人分の検体をまとめて、一度に検査する。
陽性が出たグループのみ、改めて一人一人のPCR検査を行う。
検査精度⇒採集した検体を使用。650回のテスト。
96%(10人分まとめて検査)~100%(5人分まとめて検査)
効果⇒短期間で大量の検査が可能。
試薬の節約になる
検査費用を70%節約できる
ソウル市「集合検査法」を導入(6月8日から)
・感染者の20~30%が無症状という傾向がある事から、無症状のソウル市民に「無料検査」していく。
・毎週1000人、ネット申し込みで誰でも検査可能。
・今年中に、20万人への検査の実施を目指している。
キーワードは「無症状者をどうとらえるか、感染をどう防ぐか」なので、積極的に検査している。
定期的に唾液などで、クラスターになる前に捕まえる。
「検査して安心感を与えて、経済を回す事」を考える。
1日のPCR検査能力、各国を比較。
中国 378万件
アメリカ 40万件
イギリス 20万件
ドイツ 18万件
韓国 (プーリングとPCR検査を含めて1日15000件検査していて、プーリング検査だけでこれまで6万件も、無症状の人も含めてやっている)
日本 3万件
以前、すでに書いているが、日本製の「全自動PCR検査装置」があって、世界中で使われている。セットをして装置の蓋をすれば、あとは全て自動でやってくれる!!!
その会社の努力で、最近になってようやく厚労省から認可が下りて(???)、国内で使う事もできるようになった!!!政府は何をやっているんだ???
しかし、日本では使われていないようだな。
誰かが、PCR検査の数を、抑制している!!!
文科省か?感染研か?オリンピック関係者か?
とにかく、東大・児玉龍彦教授が言われるように「新宿の全住民のPCR検査」を早く実行する事だ!!!エピセンターを早くつぶせ!!!
そして、「無症状・軽症者」が隔離できて、医者にもすぐ診てもらえるように、「幕張メッセ」や「さいたまスーパーアリーナ」に、建築家の坂茂(ばん・しげる)先生の「布カーテンで間仕切りをして、段ボールベッドを設置する」(以前書いた)ことを、一刻も早く(武漢で1000床の病院を短期間で作ったように)考える必要があると思う。
政府がやるべきことは、「病院の赤字補填と医療従事者への収入増」(危険手当やボーナス)と、「無症状・軽症者を隔離する施設の増強」だ!!!
すぐにやれ!!!
都が3つのホテルとの契約を6月で止めたから、今、500人以上がホテルに隔離できていないだろ???考えが甘いんだよ!!!
GOTOキャンペーンなんか、やっている場合じゃない!!!