前からの続き。参院予算委員会。児玉教授「エピセンターが一回起こりますと、制圧にはだいたい、20万PCR以上が必須です」。

 続き

 

児玉教授「一番目の例は、韓国がなぜPCRを整備したか、というと、宗教団体が20万人、これが一代の感染の原因になるという事で、整備されました。

続いてシンガポール外国人労働者の寮、これを制圧するのに30万PCRと抗体検査を行っております。

さらに6月に起こった北京の食品市場。これは22万PCR を行ってエピセンターを制圧しようとしております。

このように『エピセンター対策』が必要となっている。こういう状態になっているところで国会が迅速な対応をされることを期待しております」

 

杉尾議員「エピセンター(感染震源地)は、新宿がそうなりつつある。

総力を挙げて、与野党問わず、政府・国会、すべての機関を挙げて取り組まなければならない。先生、具体的にどうすればいいですか?

先生はここまでの日本の対策は失敗だったと仰っている。ただ、全国一律ステイホーム、これはナンセンスの極みなんだと。こんな事をしていたら、日本は潰れてしまう。

そこで経済と両立させるためには、どうすればよいのか、そこをお答えください」

 

児玉教授「一番大切な事は、感染集積地とそうでないところを分ける事です。

1月18日、武漢に入った鍾南山先生(ネットのニュース等には「しょうなんざん先生、83歳。中国の免疫学や呼吸器学などの最高権威で、体制に屈しない免疫学者。2003年に中国で大流行したSARSでは現場のトップとして奮闘し、SARSを軽視・又は隠ぺいしようとする政府に対して、異を唱えた」などの記事がありました)は、1月19日に北京に戻って武漢の閉鎖を進言したと言われていますが、実際に彼が行ったことは全然違います。感染集積地と非集積地を分けて、私どもが見ていてびっくりしたんですが(私もテレビで映像を見て驚いた)、1000床の病院を2つ造りました。

そしてそこに、54000人の医療従事者を投入して、患者の手当てにあたりました。

 

要するに、全国一律のステイホームがなぜ間違いかというと、20世紀のスペイン風邪の時は『全国一律でマスクをしましょう、距離を取りましょう、追跡をしましょう』だったケースが、21世紀は基本的に『遺伝子工学と計測科学、ロボットやなんかと、情報科学を用いて精密医療という』、要するに感染集積地をしっかり指定して、その集積地という『面』を制圧する。そしてその『面の制圧』を次々と行っていく。

コロナウイルスの一番の問題は、クラスターではなくてこのエピセンターを形成する、感染力自体は弱いし、交叉免疫もあるからすぐ消えて、無症状の人が、症状のある人も発症前に感染すると。

それで、致死率も一見、低く見えます。ところが時間を追ってその率が増えてくる。

クルーズ船の時も、全員下船した時は、重症者死者がまだ比較的いなくて公共交通機関で帰っています。それから14人が亡くなっている。

 

ですから今、『新宿エピセンター』を制圧するには、この制圧する地域にしっかり。それで地元の医師会にこれをやらせてはダメ。地元医師会は、まず地元の診療にあたっていただかなくてはならない。

 それで、東大でもどこでも‥‥」

この続きは、今日書いた記事の「参院予算委員会(2)」に続きます。前後してすみません。

 

 

とにかく、「羽鳥慎一モーニングショー」で岡田教授が話されていたように、「幕張メッセ」とか「さいたまスーパーアリーナ」などに集中的に治療できる施設を作っておかないと、手遅れになると思う!!!

 

全国的に新規の感染患者が増えているから、もう、ぼやぼやしているに時間はない!!!

児玉教授が話されたように、「責任者を明確にして、そのトップダウンで前向きの政策」をしてほしい!!!

 

とにかく、総理が早く動かないといけない!!!

とにかく、国民の命を守るために、素早く対応してほしい!!!