参院予算委員会(3)。杉尾秀哉議員の最初の質問に対して、児玉教授のお話は「私は今日、極めて深刻な事態を迎えつつある東京の『エピセンター化』(感染震源地?感染集積地?)という問題に対して、国会議員の皆さまに、全力を挙げての対応をお願いしたくて参りました」という言葉から始まりました。

以下、お話の中で気になったところを、「私が聞き取れた部分について」書きます。

そしてまだ、ここに書いた部分しか観ていません。

 

誤字脱字などあります。重要と思った部分をつないだ所があり「前後がちょっと、つながらない」という部分もありますので、「参議院インターネット審議中継」をぜひご覧ください。

 

 

児玉教授「杉尾議員にご指摘があった通り、東アジアの国々が力を入れているエピセンターというのに気づきました。

クラスターとエピセンターは、全く違います。

エピセンターは、そこに一定数の無症状の方が集まり、さらにその中に、私ども7月7日に緊急の記者発表を行いましたが、PCR陽性の方の中でも、無症状の方を見ていきますと、抗体が作られない方がいらっしゃる。

いわゆる「スプレッダー」(大量排出者)になる可能性のある方がいらっしゃることに気づきました。

そして第一の波、第二の波の時に、これをきちんと制圧して、無症状の感染者を無くしていくという事を行うべきだったのに、それが行われないままに、実際に東京の中に今、エピセンターが形成されつつあると思っております。

もう一つは、遺伝子のゲノム疫学でみますと、第一の波は武漢型です。

第二の波(4月)は、武漢型からイタリア・アメリカ型へ変わっております。

ところが現在、私どもも地方自治体に支援を頼まれて参ったりしますと、ゲノム配列の報告を見ますと、東京型・埼玉型になってきております。

つまり、日本の中にエピセンターが形成されている。

これを国の総力を挙げて止めないと、ミラノやニューヨークの二の舞いになると懸念しております」

 

続く。