昨日の衆院・予算委員会審議。2か月半ぶりに総理が登場。なぜ総理は、証拠となる文書を示すなり調査するなりして「自分の発言を正当化しようと」しないのか?隠ぺいするのもいい加減にしろ!!!

2019年の「桜を見る会」の招待者名簿。

朝日新聞(1月26日)によると、「政府が開示を拒否した2019年の招待者名簿の電子データ破棄記録(ログ)を、内閣府の担当部署が確認していなかった。酒田元洋総務課長が24日の野党追及本部で『(同府の)情報化推進室で見た者はいない』と述べた。野党側は『廃棄されていない可能性がある』と追及。改めて確認を求めたが、同府は応じなかった」とある。

担当部署にいる職員が誰も破棄記録を見ていないなら、名簿は破棄されていないのではないか?

 

コンピューターには、詳細な記録が残る。きちんと調査してほしい。拒否するという事は、国民に「やっぱり、開示したらまずいから、必死で隠すんだろうな」と思われても仕方がない。

 

いつまでたっても総理が「はぐらかす答弁ばかりして証拠を出さない」から、この問題が終わらない。

本当にウンザリだ!!!

NHKのニュースで、もっと国会審議について報道しろ!!!

 

 

今年成人式を迎えた皆さん、国会議員の歳費(給料)を知っていますか?

今、国会で問題になっている河井夫妻は、去年の11月から2か月半国会を休んで雲隠れ(今年になって刑事事件になったら出てきて「捜査に差し支えるから詳細は話せない」と説明から逃げたり、妻は適応障害だったと釈明したが)し、それぞれ1か月約129万円の歳費と文書通信費100万円を受け取り、12月にはボーナス(夫は約323万円、妻は7月に初当選したので約194万円)をもらっている。

河井克行議員(129万+100万)×2、5か月分+323万=895、5万円

河井案里議員(129万+100万)×2、5か月分+194万=766、5万円

夫婦で約1662万円だ!!!

 

そして、案里議員は1億5千万円も(普通は1500万円ぐらい)選挙資金として受け取っていた。一緒に戦ったベテラン自民党候補は1500万円なのに。

潤沢な選挙資金で、「河井ルール」が行われていたのか。

選挙資金には、国民が払っている税金も入っている。税金が、総理が推す候補の「選挙のための大量のチラシの資金になっていいのか」という事だ。そして総理の秘書4人が案里氏の応援に入っていたという。総理秘書の名刺を渡されれば、それは有利になるだろう。

落選したベテラン候補は「総理と犬猿の仲(批判的な発言があった)」だったという報道があるが、そんな事で選挙資金に10倍もの差をつけられたら「平等に選挙を戦う」という所からかけ離れてしまう。同じ自民党議員なのに差がつけられたのは、なぜ?

最初はベテラン候補だけ出馬する予定が、急遽、新人の案里氏が立候補した事も、夫の克行氏が総理や菅官房長官と近い関係(安倍氏の総裁選の時に、克行氏が票集めに奔走した)だったから、と言われている。

総理は、嫌いな候補に対してこういう行動をするのか?差別だ! あまりにひどい。

 

とにかく、国会でどういう審議がされているのか、安倍総理はどういう政治をやっているのか、若い人たちはこれからの時代を生きていくのだから、ぜひ、政治状況について知って考えていただきたいのだ!!!

派遣社員でいいのか?

消費税10%のままでいいのか?

よく考えてほしいのだ、自分たちの未来について。

2014年に消費税を(5%から)8%に引き上げた時、政府は「すべて社会保障に使う」と言ったが、実際に社会保障に使ったのは2割だけ。あとの8割は「(自民党を支持してくれる)大企業の法人税減税と高額所得者の減税による損失の穴埋め(補填)」などに使われた。

2014年までは消費税は5%だったのが、わずか5年後に10%になった。

どう考えても、「支出に問題がある」だろう。

これ以上、高額な戦闘機やイージスアショアなどを買うのは、税金の使い方としてどうなんだ?武器を持たない、戦争をしないという憲法から逸脱している。

 

 

あと、河井夫妻よりも長く雲隠れしていた菅原一秀議員については、何故大臣をやめたのか、歳費やボーナスなどはどれだけ払われたのか、なぜ雲隠れしたのか、病気だったそうだがそれはどういう病気か。などなど、それらは各自で調べてください。

 

昨日の国会での総理の発言は、相変わらずの逃げ回って証拠を出さない、調べようともしない、ひどい答弁だった。

 

明日からの国会審議も、注目しなければ。