「 i 新聞記者ドキュメント」を観た!!!

理解できないのは、「望月衣塑子記者が、どうして『官邸前の横断歩道』を渡れないのか?」という事。なぜ、警察官は止めるんだ?一般市民はすぐ横を普通に通っているのに、「ここは渡れないから、向こうの横断歩道を渡れ」と言うのか?

意味が分からない。

しかも、その後、森監督も「渡ってはいけない」と警察官に止められていた。普通に歩行者は渡っているのに、なんだあれ???

 

あの、望月記者に対して「あなたに答える必要はありません」という不誠実な発言で有名な「菅官房長官の官邸記者会見」。

現在でも「望月記者だけ2問しか質問できない状態」なのか?パワハラで、差別だな!!!ひどい話だ!!!

 

しかも、「度重なる上村報道官の質問妨害」は、ひどいものだな!!!

質問というのは、「質問する内容を順序だてて話し、最後に一番聞きたい事を話す」のだから、「最後まで質問を聞く」というのが当たり前なのに、質問の途中に報道官が「何度も何度も発言を妨害する」のはおかしい!!!

官邸記者クラブの主催らしいから、記者クラブの人が司会をすればいいのに。

 

それから、菅官房長官は「事実に基づかない質問には答えない」と言っていたが、「記者がどこからか聞いたこと、目にした記事にこういう事が書かれてあった。これは事実かどうなのか」という質問には、「それは事実と違います。事実は、これこれこうです」と事実を答えればいいだけだ。それが記事になり国民に伝わっていく。あやふやな内容こそ、記者は「事実を官房長官に聞いて、正しいかどうかを確かめる」のだから、それに対して「きちんと答えるのが」官房長官の仕事だ!!!

それから、記者クラブの質問だが、もっと官房長官に対して、記者それぞれが「畳みかけるように質問して」事実を追及してほしい!!!

 

宮古島の話も衝撃的で、ジェット燃料の補給所の近くに「弾薬庫」ができるのに、それについて住民説明会では「保管庫」としか言わず地図にも小さく書かれていた。「ここまで嘘つき政権だったのか」と唖然とした。望月記者が記事にしなかったら、わからなかった事だ。国会でも取り上げられた。

しかし、宮古島がこういうことになり、馬毛島についても「政府が地権者から160億円で購入する事が決まった」という事だから米軍が訓練する場所になり、「何かあった時は、標的になるのではないか」という心配がある。

 

さらに、「あいちトリエンナーレ」と同様に、助成金不交付になった映画(ピエール瀧が麻薬取締法違反の有罪判決を受けた)『宮本から君へ』のプロデューサーが、この映画のプロデューサーの河村氏だった事にも驚いた。日本芸術文化振興会がやっていることや言っている事(「公益性の観点から不適当なもの」には、助成金を不交付とする)は、明らかにこれから映画を作る人たちを委縮させる。「文化振興会」がそういうことをしたら、作る人はやる気をなくし、作る気も失せるだろう。

そうではなく、もっと文化が国民に根付くように広める努力をするのが本来の仕事ではないのか?

しかも、パンフレットによると、不交付の根拠とされた助成金不交付要綱に「公益性の観点から適当かどうか」の一文が付け加えられたのは9月27日で、河村氏に「不交付の通知書」が届いた7月10日の時点では、その一分は存在していなかったそうだ。

ひどい話だな!!!

助成金が不交付になった「あいちトリエンナーレ」の影響があったのではないか?

 

 

あいちトリエンナーレの「助成金不交付」については、今朝の朝日新聞に、文化庁前長官の青柳氏の「補助金文化政策、専門家に任せて、政治への防御壁に」という記事が載っていた。

朝日新聞の記事より

「公的な補助金については、必ず公の審査委員会の判断で、公平性、公正性、透明性を確保する事が近代国家の大前提。それを破っている」

「ある芸術の評価は、専門家に任せるべきです。文化政策において常に念頭に置いておかなければならないのが、ナチス文化政策です。政治への防御壁を作っておく必要がある」

「本来は、英国のようにアーツカウンシル(芸術評議会)を作って本省から資金を出し、そこから専門家の判断で補助金を交付することが望ましい。政治との間にワンクッションが必要なんです」

 

映画を観ながらいろんな事を考えていた。映画の内容について書いた部分は、あくまでも私の記憶によるものなので、例えば「官邸前の横断歩道」と書いたが、もしかしたら「国会前」だったかもしれないので、そのあたり、観に行って正解をブログ等に書いていただけたら嬉しいです。

 

 

メモ帳を持っていくべきだった。ほかにもいろいろ「あっ!」と思ったところがあったので。