国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が、抗議の電話やメールなどが相次いで、中止になった件。

毎日新聞・ネット記事。

 

〈愛知県は14日、芸術祭実行委員会などに届いた「県庁等にサリンとかガソリンをまき散らす」などと書かれた脅迫メール770通について、県警東署に被害届を提出し、受理された。

脅迫メールは、8月5日から9日にかけて実行委員会や県庁の各部署などに届き「県内の小中学校、高校、保育園、幼稚園にガソリンを散布し、着火する」「県庁職員らを射殺する」などと書かれていた。

5日には、県トリエンナーレ推進室に、同一のメルアドから144通の脅迫メールが届いたという。

実行委員会や県庁には、開幕から13日までに計5500件の抗議の電話やファクス、メールが届いている。〉

 

県警で、脅迫メールについてすべて調査し、逮捕してほしい!!!そうしないと、今後もこういう事態が起こる可能性がある!!!

 

そして、どうしても要望があり展示を再開するなら、「警察官や警察犬をあちこち配置し、ボディチェックや荷物チェックを徹底し、飲み物(水筒・ペットボトルなど)はその場で3口飲む、など、安全を確保できる」ようにするしかない。

 

できるのか?

もしもの場合、誰が責任を取るのか。

「何があっても、自己責任」と言うのか?それは無責任だろう。

もし、今後、オリンピックとか映画祭などでそういう脅迫メールが来たら、どうするんだ?

 

中止になった「平和の少女像」は、スペインの実業家が購入したと今朝知った。

このまま中止なら、芸術祭が終わったらスペインに行かないと見れない事になる。かなりテレビでは映っていたが。

購入した人は、「展覧会で展示できなかったものを集めている人」だそうだ。(詳細は、ネット記事で見てください)

 

私は「あいちトリエンナーレ」には行かないが、「脅迫メール」のせいで、この芸術祭を楽しみにしていた人たちが見れなくなったというのは、迷惑で残念な行為だと思う。3年に1度の芸術祭だから。

 

芸術って、よくわからないが、それでも、それぞれが「何かを感じる」だけでいいんじゃないのか? 表現は自由だし、感じ方も自由だ。

音楽だって、以前私が「新進の作曲家のコンサート」に行った時、「リズムも拍子も不規則で、時々変わった音が入って、何が何だかわからなかった」が、「最近は、こういうのが流行なのか?」なんて思って帰ってきた。

印象に残るフレーズが無かったから、それ以後は「知っている曲が演奏される音楽会」にしか行っていない。

だけど、好きでも嫌いでも「作品と出会える場を作る」という事が、大事だと思う。

 

とにかく私は、「あいちトリエンナーレ」は、夏休みで子供たちも行くと思うから、安全が確保できる体制を作ってくれるなら再開していいと思うが、京アニの、あの瞬く間に火が建物全体に回って焼けてしまった映像がショックだったので、「あいちトリエンナーレ」の展示をしている建物にあるコンサートホールや芸術劇場に何かあったら本当に困るから、そこをよく考えてほしい!!!

 

やるなら、どうしてもやりたいなら、知事や津田氏や実行委員会が、相当の覚悟をしてやってほしい!!! 100人ぐらいの警察官とか機動隊とか、国会前のデモで見た人数や車両を出せばやれるのかな。警官たちが「ギギ~~ッ」っと金属の柵を目の前に持ってきたときは怖かったな。あれを入り口全体に並べたらどうか。一人だけ通れるようにして、厳重にチェックするという事だ!!!入場時は、貴重品とペットボトルしか持って入れません、とか。

 

8年ぐらい前、東京都心の、すごく高いビルの屋上(どこの屋上だったか忘れた)、一回に行く人数を規制して、屋上に出る手前にコインロッカーがあって、全員「カメラ」以外はすべてコインロッカーに預けて、15分ぐらいだけ屋上に出て風景を撮影したり見たりして、時間が来たら係員に従ってコインロッカーから荷物を取り出して下りてきた。

とにかく、「再開」を考えると、主催者は考える事が多くなるから大変だ。

 

まずは、「脅迫メール」について徹底的に調査して、逮捕する事だ!!!

逮捕せずに展示を再開したら、また「脅迫メール」がしつこく来るのは目に見えている。結果、県や市は電話対応に追われ通常業務に支障が出てきて、結果、再度「中止」になるのは目に見えている。

これ、例えば東京オリンピックとか音楽祭とかで「脅迫メール」がきたら、「どう対処するつもりなのか」を調べてみたらどうか?東京オリンピック組織委員会に聞いて、参考にするとか。全然考えていないかもしれないけど。

 

 とにかく、安全をどう確保するのか。そこを考えてほしい。