4月1日の塚田氏の発言。「民主党の悪政権のために、2008年、下関北九州道路が凍結された」と発言したが、実際は「福田政権・冬柴国交大臣の時」に凍結された。

4月3日、報道ステーションより抜粋

 

〈塚田氏の発言

塚田議員「国土交通副大臣ですから、ちょっとだけ仕事の話をさせていただきますが、大家敏志さん(自民参院議員)がですね。私のもう一人逆らえない吉田博美さんという参院自民党)幹事長と一緒に、私の副大臣室にアポを取ってこられました。『地元の要望がある』。これが下関北九州道路です」

 

ナレーション

「九州と中国地方を結ぶ関門海峡には、橋とトンネルの2つの道路があります。ここに新たにもう一本道路を通そうというのが、下関北九州道路の計画です」

 

塚田議員「実はこれ、経緯がありまして、11年前に凍結されているんです。なんでかわかります?『コンクリートから人』っていう、とんでもない内閣があったでしょ?総理は『悪夢のようだ』と言いましたが、まさにその通りでございます。公共事業はやらないという民主党の悪政権ができて、もうこういう事業は全部フリーズ、凍結しちゃったんです」

 

ナレーション

「事実関係は、一部違います。計画が凍結されたのは確かに11年前(2008年)ですが、当時は福田政権・冬柴国交大臣でした。

冬柴大臣「海峡横断プロジェクトの調査については、『個別のプロジェクトに関する調査は、今後、行わない事にする』など、重点化を図ります」

 

(その後、昨日ここに書いた塚田氏の「‥下関と北九州ですよ、皆さん‥」の発言が続き「‥‥これを今回の新年度の予算に、国直轄の調査計画に引き上げました」という発言に続く。)

 

ナレーション

「塚田副大臣が忖度したという国直轄の調査費4000万円が、今年度予算に計上されました。計画を進めるにあたっては、去年12月に、「整備促進の会」が開かれ、麻生副総理の弟で九州経済連合会会長の麻生泰氏が挨拶しました。

麻生会長「特に今、安倍総理が安定した力を持ってらっしゃる時に、この橋の決定を早くしていく。経済界としても全面的にバックアップ、そして祈る気持ちで応援し、実現に迫っていきたい」

 

スタジオで

「この事業は、どのような経緯をたどったのか。2008年の福田政権の時に、公共事業費が膨らんだことによる批判があったため、見直しをして中止となった。

10年ほどたった2017年(例の要望書が出た翌年)に、山口県・福岡県などが中心となり調査が再開され、この時、国の補助金として700万円が計上された。翌年も同じく700万円が計上された。ところが今年度になって、すべて国の直轄事業となり、予算が4000万円計上され、すべて国の負担となった。ではこの間、何があったかというと、2018年10月に塚田氏が国交副大臣に就任。

塚田氏は『予算4000万円に関して忖度した』と存在感をアピールした」 〉

 

今日、サンデーモーニングで、「去年12月20日の塚田氏と吉田幹事長らの面会に、国交省道路局長が同席していた可能性が浮上」という報道があった。

面会時にどんな話し合いが行われたのか、塚田議員と同席した幹部には。公の場で説明してほしい。

塚田氏が副大臣を辞任しても、この問題が終わったわけではない。

 

それにしても、何かというと自民党議員は「民主党政権」を批判するが、嘘をついてまで批判するなんて、ひどい話だ。

塚田氏は応援演説に行って、「嘘をついてまで」票を獲得しようと思ったのか。

間違った演説を聞かされた有権者は、何と思うんだろう。

とにかく、事実を話してほしい!!!