昨日から今日にかけての経緯
2月4日、昨日、国会に不正統計問題を調査した特別監察委員会の樋口美雄委員長が呼ばれた。
樋口氏は、厚労省所管の独立行政法人・労働政策研究、研修機構理事長。
立民党・長妻氏「この組織は、どこから予算をいくらもらっていますか」
樋口氏「国費が27億100万円。厚労省というか、国から、そういう意味ではいただいている」
長妻氏「責任者として、本当に厚労省の職員に厳しく判断ができるというふうに、理事長は思われているのですか」
樋口氏「統計の専門家として、長い間統計に携わってきた。今回の場合、解明する上では統計の知識が必要である」
長妻氏「本当に組織的な隠ぺいはないと、確信しているのですか」
樋口氏「本日、独立行政法人・労働政策研究、研修機構の理事長として招致されていると認識している。このため、ただいまの質問は答弁を差し控えさせていただきたいと思う」
なぜ、厚労省に近い組織の人が委員長なのか?厚労省に都合が悪い事は話さないだろう?
厚労省とは一切かかわりのない総務省内に第三者委員会を作って、再調査するべきだ!!!
小泉進次郎氏が「国会改革」というなら、「早く事実を解明するために、『キーマンとなる人は『役職は関係なく』必ず国会に招致して、『答弁は差し控えさせていただきます』という言葉を使うのを『禁止』する」ところから始めてほしい!!!
今日、2月5日、国会。
立民党・西村智奈美氏の質問中、驚いた。
西村氏「‥‥、特別監察委員長を務められた樋口先生も来てくださっていると思います。(見回して)あれ?」と思いつつも資料を見ながら
西村氏「(樋口)委員長、大臣からの要請で、わずか1週間足らずの議論で報告をまとめなければいけなかったという、すごく短期間で無茶な注文だとお思いになりませんでしたでしょうか。(見回すが)‥あれ?(樋口氏が)いない?ちょっと待って?え?‥」
質疑が止まる。
野党側の理事と野田聖子委員長が協議。
樋口氏は欠席。西村氏は逢坂氏から報告を受けた。
西村氏「これ、世間の常識からすると信じられない話だが、独立行政法人・労働政策研究、研修機構理事長として呼んだら来て下さるが、特別監察委員会の委員長として呼んだら来ないという事。これってどういう事なのか。
同じ人物なのに肩書が違うだけで「来る・来ない」なんて。これでは質疑ができない。この内容について、委員会でのプロセスをもう一度聞こうと思っていたのに。
一つ一つがこういう‥。政府与党は隠そう、逃げようとしているのが見えてくる。きちんと出るべき人が出て、出すべき人をきちんと出して、真摯に説明をする。この問題は統計に関する国際的な信用を落とし、大変多くの国民が過小な給付を受けていた。国民に迷惑がかかっている話だ。
この場できちんと明らかにするというのは、当然だと思う」
その通りだ!!!
昨日夜、BSフジ、プライムニュースより
〇厚労省・毎月勤労統計「不正調査」問題 おもな経緯
2004年1月 東京都で「抽出調査」開始
不適切な調査が継続
2018年1月~ 統計上の「復元処理」を開始
12月10日総務省から「不自然」との指摘
20日根本厚労相への報告
21日勤労統計10月分確報値 / 新年度予算、閣議決定
28日安倍首相への報告 / 報道により問題発覚
2019年1月8日根本厚労相 会見で問題に言及
22日特別監察委員会「調査報告書」発表
とにかく、キーマンになる人すべてを招致して、与野党で質問して真実を究明する事だ!!!
時間がもったいないから、早く実行してほしい!!!