9月17日の安倍氏・石破氏のテレビ討論。総裁にふさわしいのは、誰か。

1、「ニュース23」での発言

 

司会「LGBTについて、杉田議員が『彼ら彼女らは、子供を作らない。つまり生産性がないのです』と発言し、未だに謝罪も撤回もしていない。そして、党としても処分していないのですが」

 

安倍氏「政治家というのは、『人がどのように思うか』発言していくべきだと思う。我々と同じ自民党ですから『あんた、もうやめろ』ではなくて、まだまだ若いですから、そういう事をこれからしっかりと注意しながら仕事をしていってもらいたいと、先輩としては、そう申し上げていきたいと思うし、党としても、多様性について尊重する党です」

 

石破氏「当たり前の話ですけど、『お子さんを生まないのは生産性がないんです』、それは、『生産性』の理解が全然足りないんじゃないですか?

今、我々は生産性を上げていかなきゃいけない。『このお金出しても、こんなもの欲しいな』という商品を作っていく。それが経済学的にいう『生産性』であって、『お子さんを生まない』なんて、なんの関係もないですよ。

『それは生産性が低いのです』と言い切ること、それは私は全く正しいとは思わないし『多様な意見がある。だから、いいんだ』という自民党であっていいと私は思わないんです。

ね、これ、どれほど傷ついた人がいるだろうか。LGBTの方っていうのは、だいたい8パーセントぐらいいらっしゃるわけですよね。そういう人たちが何の偏見もなく『個人』として尊重される。それが自民党がめざす姿なので、『そういう人たちを傷つけていい』などという事にならないし、私も総理も中国ブロックですけど、この方(杉田議員)中国ブロックの実質『比例第1位』です。われわれ中国地方が出しているという事になっている訳です。(自民党に)1票入れて下さった方々に、我々は説明する責任を負っているんです。

彼女が1位になったというのは、解散のその日に知りました。(え?安倍総理が独断で決めたのか?石破氏は当選11回のベテラン議員なのに、知らなかったのか???)

それは本当にいい事だろうか。自民党のいろんな人たちが中国ブロックにいる。党のために頑張っている人たちがいる。そういう人たちと比較をしてみて『誰がいいんだろう』と決めるのは、党が国民に対して果たすべき責任だと思っているので、これが『多様性があるからいい事だ』、私は、そういう自民党であってほしいとは思わない」

 

2、「報道ステーション」での発言

 

司会「3選となると長期政権になるが、長く権力の座にいる人が同じだと、スポーツ界でもあるが、忖度・癒着の構図ができる。起こらないようにするためには、どうしたらいいと思いますか」

 

石破氏「それは、『間違っている事は、間違っている。違う事は違う』と言う人を使う事です。私も随分大臣をやりましたが、秘書官たちは『違いますよ』という人を使ってきた。秘書官や局長、一般の公務員たち、『すべて大臣が正しいです』という人は使ってこなかったんです。

誰のために働いているのか、といえば、国家・国民のために働いているのであって、政府は分け隔てなく、公平に『困っている人の事、苦しい人の思い』がわかっているのか、それを判断するのは国民。

自分のためでなく、政権のためでもなく、まさしく『公僕』として働いているかどうか、それを判断するのは国民であって、我々が、あれこれ言うべき事ではない。

だから、『国税庁長官が1回も記者会見を開かない』、それ、おかしくないですか?国民の税金を集める立場の方が、1回も記者会見に応じられない。なぜ、これが『適材適所』なんでしょうか?

能力のある人なんでしょう、きっと。だったら国民の前に出ていろんな説明をすべきじゃないですか?それで本当に、国民の方を向いていると判断できますか?

総理のおっしゃる『適材適所』というのが、本当に国民が納得するものであればいい、と思っています」

安倍氏「私の秘書官たちが私に対して『何も言わない』が如くの議論がありましたが、そんなことはありません。国のために命を懸けている。そこは誤解があったら彼らだって人生をかけているのだから、私は失礼だと思いますね」

 

???「忖度や癒着が起こらないようにするにはどうしたらいいのか」を司会者は聞いているのだが???安倍氏は、自分の部下をかばうだけか‥。

 

年金基金をぶち込んで「株を支えて株価を上げ」、おまけに「年金の運用で、投資の割合を増やした」という事は、値下がりしたらどうなるのか?今の世界の状況を考えると、不安で仕方がない。

もちろん責任を負うのは「これらを指示してきた安倍氏」だが、総裁選で安倍氏を選んだ自民党議員の責任でもある。

今日の投票、国会議員が誰を選ぶのか。国民から試されている。

自分の意思で、投票していただきたい!!!