総理は以前、国会で「裁量労働の方が労働時間が短い、というデータもある」と発言したが、結局あれは、双方の質問内容が違っていた。つまり、間違ったデータを基に総理は答弁していたんだから、今までの審議は無効だ!

今朝の朝日新聞に、裁量労働制で亡くなられた方の記事が載っていた。

〈28歳の裁量労働制を適用されていた男性社員が昨年8月に死亡したのは長時間労働が原因だったとして、池袋労働基準監督署(東京)が労災認定(4月27日付)していた。昨年7月1日にチームリーダーに昇格し、実際に働いた時間に拘わらず一定の時間働いたとみなして残業代込みの賃金を支払う裁量労働制が適用された。

納期が迫る仕事を抱え、7月上旬は36時間連続で働くなど長時間労働が続いた。その後体調を崩し、8月18日に自宅で死亡しているのがみつかった。死因はくも膜下出血。池袋労基署は、死亡前2か月の時間外労働を月平均87時間45分と認定。7月11日までの1か月は約136時間にのぼり、「業務による明らかな過重負荷」とした。遺族代理人の弁護士は「裁量労働制の適用が過労死につながった可能性は高い」と話した〉

 

また、テレビ朝日のドラマのプロデューサーだった男性社員(当時54歳)が2015年2月に心不全で死亡したのも、長時間労働による過労が原因だったとして三田労働基準監督署(東京)が労災認定していたことが16日、同社への取材でわかったそうだ。

 

長時間労働は、社会全体の大きな問題になっている。

総理は、大企業優先で、大企業が有利になる事ばかりを考えている。消費税を上げる前に法人税を上げろ!!!今後の日本を考える総理として働き方改革が大事だと思うなら、再度、きちんとしたデータを取って精査し、審議していただきたい!!!

 

このまま強行採決なんかやったら、国民は「なんだ、総理は『長時間労働で体を壊し、うつ病の患者を増やしたい』んだな?国民の健康を守ろうとしない総理なんて、最低だな!」と思うだろう。

 

 

 

それと、「森友・加計問題」がちっとも解明しないのは、総理に解明する姿勢が無いからだ!早く今治市に文書開示を指示しろ!全然この問題が解明できないのは、自民党の責任だ!!!

新聞によると、新たに、当時内閣府で国家戦略特区を担当していた藤原豊地方創生推進室次長が2015年8月に今治市などに出張した際、移動のため加計学園の車を利用した問題が浮上し、出張記録に「官用車利用」と記載されていたことがわかったという。

どこまでいっても、怪しい事実しか出てこない。

 

とにかく、総理が「国会で重要な法案を審議したい」と思うなら、まず「森友・加計問題」を解明する必要がある。嘘ばかりついて(きちんと丁寧に説明する、と言いながら説明せず、加計孝太郎氏を全然国会招致する意志がない)、逃げて(重要文書を開示させない)いるから、国民は「総理は結局、だらだらこの問題を解明せず、うやむやで終わらせるつもりなのか。情けないな。」と思うばかりだ。

 

とにかく、長時間労働は労働する人たちの「今後の人生に関わる重要な問題」だから、新たにきちんとしたデータを取って、審議していただきたい!!!