50を過ぎたころから、葬式に出ることが多くなった。
両親が亡くなった時から、「いくら祈ってもだめなものはダメ。見守る事しかできない」と思うようになった。
自分も、「いずれは」という事で、子供にはいろいろ話してきた。
そして、「私は書きたいことがあるから、子供と友達が時々見てくれるようなブログを作ってくれないか」と子供に頼み(しかし、TwitterやFacebookのような、だらだら他人に「ああだこうだと」書き込まれるのは嫌だ←これまで「周囲の和」を考えて生きてきた。これからは「言いたい事だけ言って」「良いことだけやって」死んでいく、と決めたので)、その結果、こちらに書かせていただいている。
最近、去年書いたことを読み直し、「何の意味もないことは、消した方がいいかな」と思う事がある。
テレビや新聞で見聞きした事をまとめ、自分の意見を書くだけだからだ。
早く言えば、見聞きした事に私が意見を書いても、それは特に必要ではない。
しかし、岸井さんのコメントは重い。
今、政治がこんなことになっていて、きちんとジャッジする人がいない状況で、「今後どうなっていくんだ?」と不安に思う時、必要なのは「政治の知識とか幅広い教養とか常識とか」そういうものをきちんと持ち、発言する人だ。
そして、岸井さんはそういう方々のお一人だった。もっと長く生きて、発言をしていただきたかった。残念で仕方がない。
ご冥福をお祈りいたします。