ゴゴスマを見た。柳瀬氏、参考人招致へ。「国会に呼ばれたら、誠実に話します」。加計学園と面会したと「誰かと調整して」認めるのか?

江田憲司議員(総理秘書官経験者)のコメント

「官邸の一室で、総理秘書官がこういった許認可の対象の事業者と、個別にこのようなタイミングで会う事はありえません。総理秘書官というのは、総理と一心同体です。総理の指示、あるいは意向を受けてしか動きません。総理秘書官が(加計学園関係者と)会ったという事だけで、ほぼ、というか私に言わせれば、100パーセント黒ですよ」

 

 

参考人招致での焦点

2015年4月2日、柳瀬元総理秘書官は、加計学園愛媛県今治市の職員と面会。首相側近が獣医学部の計画を早期に把握していたのか?なぜ会ったのか?前もって知っていたからか?柳瀬氏は計画を「首相案件」と述べたのか???

2016年6月4日、今治市愛媛県が国家戦略特区で獣医学部新設を提案。

 

2017年1月20日、特区諮問会議が、加計学園獣医学部新設を認める。総理は「加計学園の計画を知ったのはこの日」(諮問会議の議長なのに???)と話した。総理のそれまでの答弁との整合性は???

 

 

コメンテーターの方の発言(気になったもの)

「柳瀬氏が、『加計学園の人と会ったと認める』という事は、つまり加計学園の人と総理秘書官が会ったという事は、『愛媛県今治市の職員と会った』という以上に重要な問題。一学園の事務局長と、総理秘書官といえばある意味『雲の上の人』、その人となぜ会わなければいけなかったのか、これを『認めた』というところから始まって、さらに突破口になる可能性がある」

「総理秘書官が、全く総理の預かり知らない事でそういう行動をしていたとなれば、それはやり過ぎ。そういう点で、総理が『知らない』と言い続けるなら、そこを総理に突かなくてはいけない。場合によっては、当然総理は知っていただろうと、そういう追及になる。真相を明らかにしなければならない、一番大事なところ」

「大学の関係者の中で言われているのは、いわゆる国家戦略特区に獣医学部を誘致することが決まる前に、加計学園と総理秘書官が会っている。その時点で、大学としてはこういう事があるのかと。実際に接触をしている人はいて、同じく名乗りを挙げていた京都産業大学の人も接触しようとした。しかし、京産大はまったく門前払いで全く会ってくれなかったのに、加計学園は会ってくれたという事で、大学業界の中では『なぜ、加計学園だけが会うのか』という事がひとつと、地域性の問題。後ろには愛媛・今治があったと。後々の説明で京産大の地域には獣医学部があった。今治には無い。という事だったが、岡山理科大の本拠地は岡山。それが四国まで進出して獣医学部を作る。実際に他の大学も他の地域に大学を作ることはいくつもある。だから、地域は関係ない。例えば、京産大が四国に進出して作ることも『視野にはあった』とさえ言われている。それでも、『どうしても加計学園だけ』という事がなぜ行われたのか、という事。きっちり整合性を説明しないと、『首相案件で忖度してやったのではないか』と、『その人たち自身が利益を受けたかったんじゃないか』と誤解を与える」

京都産業大学は、獣医学のトップの教授を、加計学園より前に招いて準備してきている」

「総理秘書官が、加計学園だけに会うという事が、そもそもおかしい。事業認定をする諮問会議の議長である安倍総理の秘書官が会ってはいけない。公正な立場で、『出てくるのを待つ』立場であって、文科省内閣府に行くのはいいが、総理秘書官に会う理由は、まったくない」

 

 

柳瀬氏は、総理と加計理事長の関係を知っていたのかどうか。

なぜ加計学園は、柳瀬氏と会えたのか。

「首相案件」と柳瀬氏は言ったのか。愛媛県今治市が作った面会記録の内容について、柳瀬氏はどう答えるのか?

 

とにかく、野党がどういう形で追及していくのか、そして、「国会で呼ばれたら、誠実に話します」と繰り返し発言した柳瀬氏が、どう答弁するのか、注目だ!