財務省・矢野官房長は「セクハラ問題」について「あった」と認め謝罪し、福田前事務次官は辞任し減給処分をを受けた。このように財務省としてセクハラを認定したのに、麻生財務相は「セクハラ罪という罪はない」「殺人とか強制わいせつとは違う」と発言し、調査を打ち切る考えを示した。

いろいろ新聞に書いてあったが、女性記者が会社に申し出た後の「国会議員や官僚の発言」を聞いていると、結局、「現在のセクハラについての認識」が、国会議員財務省(一部だとは思うが)には欠けているように思う。

とにかく、「財務省としてセクハラ問題を認めた」のだから、すぐに福田氏に対して「『どういう発言や行為』がセクハラになるのか」という講習を受けてもらい、女性記者に謝罪する事!それをしなければこの問題の解決はないと思う。

 

やろうと思えばすぐできる事を、なぜやらないのか?うやむやにして、逃げるのか?

 

そもそも、財務省は「きちんと調べる」と言った。書面も出し、弁護士にも協力してもらったんだから、きちんと最後まで調査して結果を報告するのが当たり前だ!!!

そして謝罪して、初めてこの問題が終わる。

 

5月2日の朝日新聞によると

事務次官は13の省庁で働く官僚のトップ。各省庁で事務次官になれるのは一人だけ。各省庁の長である大臣には主に政治家がつく。大臣に任命される事務次官は大臣を助け、政策立案や法案・予算づくりを指揮する。事務次官の年収は、モデルケースで2317万5千円。退職金は6000万前後とされ、いずれも税金から支払われる〉

 

つまり、それだけの地位にある福田氏から「森友学園について話す」という連絡が来れば、男女問わず記者なら行く。少し前に「佐川氏の証人喚問」があり、国会審議が白熱している時期だったから行くのが当然だ。特ダネがあるかもしれないし。

 

しかし問題は「働き方改革」を総理が声高に言っているのに、夜中に女性記者を呼び出したこと。そして「胸さわっていい」とか「パジャマでくれば‥」とか、「やめてください」と言っているのになぜ「嫌がる発言をやめなかった」のか、という事。

 

婆さんの私が考えるには、福田氏は「国会で森友をやっているんだから、夜中に呼んでも来るだろう、記者なんだからな」と呼び出し、女性記者の質問対して返答できない場合「(ふざけた言葉や、からかう言葉で)『言葉遊び』をして煙に巻いた」という感覚だったのではないか、と思う。

そういう言葉、昔の女性社員は我慢していたんだよ。上司に「我慢しろ」と言われたから。しかし、今は違うので。

 

今回、報道をいろいろ見ると

1、女性記者は1年半前から取材時に「セクハラ発言」を受け、上司と相談して「ここ1年ぐらいは取材を控えていた」

2、しかし、佐川氏の証人喚問が1週間前ほど前(3月下旬)にあり国会で「森友問題」についての議論が活発になっていた時に、福田氏から連絡があったので行った。

という事だ。

1年経っても変わらずセクハラ発言をしていたという事は、他の女性記者にもこういう発言をしていたのか?事務次官が?

記者は『夜討ち朝駆け』で忙しい。NHKの女性記者は一人亡くなっている。

福田氏がやったことは、働き方改革とは逆行する。「夜中に呼び出したり、聞くに堪えない発言をした事について」きちんと謝罪するまでこの問題は終わらない。

 

テレビ朝日からこの件の調査の依頼がある以上、財務省はきちんと福田氏の調査をして公表してください!

財務省の認識と、麻生財務相の認識が違うのはおかしい。

麻生氏は「とにかく福田氏をかばう」という事か?

任命責任を問われないために?

 

呆れた発言が多すぎる!

問題は、それを注意する人がいない事だ!

 

早く政権交代してほしい!