4月16日、「ゴゴスマ」、コメンテーターの方たちの発言に、頷くことばかりだった。

福田次官の件で、財務省が出した文書について

〈新潮社を提訴する準備を進めている、という事について〉

「過去、政治家が何か名誉棄損的な週刊誌報道で、名誉棄損されたとして提訴して、あとから『そっと』それを取り下げる、という事が結構あった」

「皆が忘れたころにそっと取り下げる(6月の国会会期終了後に、人知れずそっと?)」

「政権与党の中でこのことを問題にしているのは『誰に言ったか』ではない。そういうセクハラ的な体質のある人が官僚のトップにいることが、安倍政権がめざす「働き方改革」や「女性活躍社会を作る」ということに相反している。

本人は文書の中で、店で働いている女性や、あと仲間内というのは多分財務省の中の事だと思うが(仲間内の会話ではやったことはある、と述べている)、ある意味そういう体質を自分で認めていて、限定的に記者の部分だけ『完全否定』している。

これは事の本質をすり替えていると私は思う。だから政権として、こういう人を内閣の

事務次官トップとして置いておくことが本当に正しいかどうか、という事を、財務省と一緒に考えなければいけない」

 

〈「財務省」として文書を出したことについて〉

「極めてびっくりした。本人のコメントかと思ったら、財務省から。普段は出てこない」

「30年以上記者をやっているが、『財務省』という組織全体での名前で出てくるというのは初めて。個人的な官僚のスキャンダルで、それに対するコメントとして、組織を挙げて否定しているという『異様な状況』」

「調査をする、という事で、時間稼ぎをしているのでは」

「国会が閉じた後で、なんとなく、ふわふわと終わらせようと?」

「そのための時間稼ぎではないのか」

「与党は早く辞めてもらってこの問題を閉じたいという思いがあったが、(国会会期中なので)それを敢えて長引かせるような形に持っていくというところの真偽が不可解」

財務省が政権に対して何か思いがあるのか」

「たとえば1つの考え方だが、佐川局長の問題でもこの問題でも『全体として政権の問題のはずなのに、なぜ財務省だけが全ての責任を負うような形で物事が進んでいるのか』という事がもしかしたらあるのか、と、瞬間思った」

「普通、霞が関でこの手の責任を負うにあたっては、こういった報道が出たら『まず、辞める、辞職する』。そのあとに調査するというのが王道。調査結果が出てから『辞める、辞めない』というのは、時間稼ぎを含めて、何らかの思惑があるのではないか、と疑う」

 

財務省は、身内で福田氏の話を聞いて、調査だけでなく財務省の顧問弁護士を立てて、相手の女性を探し話を聞きたい、としている事について〉

「女性が接客している店であれ記者との間であれ、そういう発言をしたのは間違いないんだから、その点に関していえば、そのことを調査するのに我々の血税を使って調査することになる。そんなことに税金を使っていいのか?それが疑問だ!調査するまでもなく辞めるべきだ、これは!」

「記者との限定的な事実関係を、ある意味、矮小化している気もする。事務次官にふさわしい普段からの振る舞いがおありになったのかどうかといえば、一部、ご自分でお認めになっていることもある訳であるから、こういう混乱を招いた責任というのは、別途考えるべきだと思いますね」

 

 

財務省のトップなら、去年から今年にかけて「財務省に何があったのか」考えていただきたい!去年の2月からの森友問題。近畿財務局の職員はなぜ自殺しなければならなかったのか。部下は日々大変な思いをしていたのに(現在もしているのに)、事務次官は何をしているんだ!

 

とにかく、財務省は一刻も早く「福田氏の声紋鑑定をして」、結果を国民に知らせてほしい!!!