国民が知りたいのは、「国有地がなぜ8億も値引きして売却されたのか」、「なぜ14もの決裁文書で約300ヶ所も書き換えられていたのか(改ざんされたのか)」という事だ!

昨日の佐川氏の証人喚問では、何もわからなかった! 

意味がなかった!!!

 

佐川氏は「文書の改ざんは理財局の内部で行われていた」と言った。

という事は、もう、「土地を持っていないのに『小学校の認可適当』を出した大阪府の関係者」、「森友の土地について問い合わせた国会議員秘書たち(なぜ、その必要があったのか)」、「土地の価格交渉」に関わった「森友側の弁護士や財務省関係者」、「籠池氏に100万円を渡したとされる昭恵夫人(証人喚問で証言すれば疑いは晴れる)」、籠池氏の件で「田村氏に問い合わせた、首相夫人付きの谷査恵子氏」、谷氏の上司の今井氏、前理財局長の迫田氏など、とにかく「この案件の早期解明のために聞く必要がある人を証人喚問」するしか方法はない!

 

自衛隊の日報の件、労働裁量制のずさんなデータの件、そして今回の「決裁文書改ざん」。

行政が「嘘をついていた」という事だ! ありえないことが、なぜ起こったのか。

 

総理が本当「全容を明らかにしたい」と思っているなら、とにかく「関係者を全員証人喚問」することだ!!!それしかもう、方法はない!

「刑事訴追される」人はいないから、佐川氏の証人喚問ではわからなかった「文書改ざんはどう行われたのか、どこに問題があったのか、今後防止するためにはどうすればいいのか」という事がわかり、今後の「公文書管理のあり方」につながると思う。

 

近畿財務局の自殺した方は、森友との交渉で「きちんと詳細な内容の文書を作成した」のに、それを「短く書き換えるよう」命令され、体調を崩し、亡くなられた。

きちんと仕事をした人が、なぜ、死ななければならなかったのか、そこを、この問題に関係した人たちに考えていただきたい。この問題が無ければ病気にもならなかったし、自殺することもなかった。未来を奪ったという事だ!

総理が「責任を取る、けじめをつける」というなら、この問題を解明するしかない!

 

森山国対委員長は、「証人喚問で、首相や官邸や昭恵夫人が関与していなかった事がわかったので、夫人の証人喚問をしない」と言っているが、証人喚問の場できちんと「夫人自ら、自分の言葉で事実を述べた」方が、国民には伝わると思う。

昨日、「夫人は、過去、名誉校長をしていた。それは、加計学園森友学園の2つのみ」と国民が知ってしまった今、「やっぱり証人喚問に夫人が応じないのは、この問題に関わっていたからだろう。谷氏が籠池氏に送ったファクスにも『すでに昭恵夫人には伝えてあります』って書いてあったから、夫人が関わっていないはずがない!」と思うのが普通だろう。

そして、100万円を籠池氏に渡していないなら、きちんとそれを言えばいいだけの事だ。

 

財務省が、勝手に決裁文書を改ざんするはずがない!

犯罪に問われるようなことを、誰がやるものか!

 

なぜこんなことになったのか、自殺した人に「書き換えを強要した人は誰なのか」、ご遺族のためにも、とにかくこの問題を早く解明することが必要だ!!!