そもそも、野党重視の時間配分は、野党時代の自民党が主張していたことだ!
若手議員(3回生までで110人いるらしい)が「質問時間を増やしてほしい」と言うなら、なぜ、今の配分になったのか、その経緯を、ベテラン議員はきちんと説明しなければいけない。
何故、二階氏は「実現しようよ」なんて若手議員に話しているのか???
そもそも、与党の方針で各省庁が法案を作成し、そして省庁でできたものを「党内で先に議論」して、「意見を一致させて」から国会に提出する。それを、野党が国会でチェックし、追及する。
だから野党は、与党による質問時間が増えると「チェック機能が働かなくなる」と指摘している!
国民は、野党の追及により、その中身を理解する事ができる。
しかし、「森友・加計問題」について、国民は、安倍総理が説明責任を果たさないから理解できず、野党が「早く臨時国会の招集」を要求していたのに与党は3か月以上も「無視」して、「さぁ臨時国会を開く」と思ったら「冒頭解散」だ!
まったく、勝手な事ばかりやっている!!!
話を戻す
だから、若手議員は、「党内で先に議論」する時に支持者からの質問をして、地元に報告すればいい。なぜその時に話さなかったのか?国会議員なのに知らなかったのか?
さっき「報道ステーション」を見ていたら、その「若手議員」が過去に国会で質問していた様子が流れた。
若手自民党議員・石崎徹氏
「働き方大臣という事で、プレミアムフライデー、百貨店に行かれたという事でございますが、このあたり『ご感想』を少し‥」
「全国各地で結婚フォーラムなどの取り組みが行われています。こうしたところに加藤大臣自ら出られて『ご感想』なりをお伺いしたいと思います」
ちょっと、こんな質問して一体何の意味があるのか?こういう質問は「党内」ですればいいだけの話だ!国会では必要無い!!!
他の質問(質問時間なのに、感想になっているような?)
「これまでの総理のご努力は、まさに日本の財産であり、私は世界の財産であると思っております」
「いつか言おうと思っていたんですが、(総理は)答弁に立たれる度に必ずボタンをおかけになります。質問者に対する礼儀を尽くしておられる姿、本当に好ましいと思います。時々失礼な質問もありますが、それでもかけられておられ、本当に本当に、見習いたいなと思っています」
「あまりにも時間が余っているんで『般若心経』というのがあるんです。まかはんにゃ~(唱える)」
「ちょっと時間が余ったので、少しさっきの話に戻ってですね、保育士さんの話を少しだけさせてください。答える必要は結構です」
自民党・助田重義氏
「時間も余っているようでございますけれども、これで終わりたいと思います」
自民党幹部からは、こんな本音も出ている
「大きな反省がありますのは、自民党が野党だった時に徹底的に与党を攻めて、野党優位な体制を作っちゃった事が、むしろ足かせ手かせになってて‥」
若手自民党議員・大岡敏孝氏は「野党は反発しているが」の質問に対し「国民が何を求めているか、ここに尽きると思います」と話していたが、こんなに「意味のない質問」や「おべんちゃら」、そして「時間が余っている」状況を知らないのか?
これでもまだ、質問時間を増やしてほしいというのか???
なんだそれ!そんな「くだらない」質問時間は必要ない!
国民が求めているのは、「森友・加計問題」を早く解明してほしい、という事だ!!!
自公が勝手に時間配分を決めたら、国民の反発を買うのは必至だ!!!
国会は、政策を精査する場だ!質問時間は与党2で、野党8でいい!与党1で野党9でもいいぐらいだ!!!
とにかく、与党だけで内輪で決めるのではなく、きちんと議論していただきたい!!!
また多数決で強行に決めたら、「なんだ、『丁寧に、真摯に、謙虚に説明責任を果たす』と言ったのは、また嘘だったのか」と国民に指摘され、支持率はまた下がる!!!