7月13日朝日新聞。
〈危機管理、代えられぬ「黒子」
76歳杉田官房副長官、安倍総理は8月早々の内閣改造で続投させる方向。
杉田氏の執務室は官邸内で首相と同じフロアにあり、各省庁幹部が政策の説明や人事の相談で頻繁に出入りする。
歴代の事務副長官は旧自治省、旧厚生省の出身者が少なくないが、杉田氏は警察庁出身。情報収集を得意とする「警備畑」を長年歩んできた。その経験を生かして霞が関ににらみを利かせ、首相や菅氏の意向を踏まえて差配する。
その仕事は多岐にわたる。
先の通常国会で成立した「共謀罪」法をめぐっては、政権内で法整備の必要性を訴え続ける旗振り役となった。
天皇陛下の退位をめぐる議論では、有識者会議メンバーの人選をはじめ、一代限りの特例法を制定するレールを敷いた。
米軍普天間飛行場の移設問題では、菅氏に歩調を合わせて沖縄県との交渉を担う。〉
警察庁出身で、「共謀罪」法の旗振り役など、ずっと読んでいくと、確かに安倍総理の「黒子」だ。
情報収集を得意とする「警備畑が長い」という事は、杉田氏が「警察庁の関係者」から「前川氏が、出会い系バーに出入りしていた」情報をつかみ、前川氏を呼び出して注意したという事か?
それはわかるが、その「前川氏の個人情報」が、どうして読売新聞に伝わったのか?
つまり、「誰が読売新聞に前川氏の情報を漏らしたか?」という事だ!
先日、山本大臣は「100万円を、11の個人・団体(会社?)から受けたが、個人情報の観点から、詳細な名称等は言えない」という内容の発言をし、公表していない。
という事は、当然、前川氏の「個人情報」も守らなくてはいけないと思うが?
誰が情報を流したのか???
経過を見ると、「読売新聞に個人情報を流したのは杉田氏」のような気がするが、本当は誰なのか?
とにかく、7月10日の「閉会中審査」は「与党が、重要な参考人を呼ぶ努力をしなかった」ので失敗した。
だから総理は早急に「臨時国会」を開いて、関係者を「証人喚問」してきちんと本当のことを話してもらい、国民を納得させてほしい!!!
閉会中審査で、前愛媛県知事の加戸氏の発言
「加計学園が、たまたま愛媛県会議員(今治選出)と加計学園の事務局長がお友達だったから、この話がつながってきて、飛びつきました。これもだめなのでしょうか?」
加戸氏の発言を聞いて「長い間ずっと、獣医学部を作りたかった」という事はわかったが、「愛媛県会議員と加計学園事務局長がオトモダチだったから、飛びついた」なんて言われると、つい、「山本大臣に100万円を持ってきた事務局長と同じ人なのか?」などと考えてしまった。
本当に獣医師が不足しているのかどうか、そこが一番大事な点だと思うが。
既存の大学の定員を増やし、最先端の施設が必要ならどこかの大学の構内に作ればいいと思うのだが。
とにかく、よくわからないことが多いから、早くこの問題の真実がわかるよう、野党の皆さん、「しっかりと追及して」下さい。
「真実を引き出す質問」を、期待します!!!