「加計ありき」獣医師会長も認識。学部新設の特区方針決定前に!(西日本新聞・単独インタビュー)

今夜、ニュースで自民党の二階幹事長が「都議選についてどのように思われるか」とい聞かれて「都議選の事は昨日で終わった。今日からは次の事を考える」みたいな内容の返事をしていて、唖然とした!

「幹事長だろ?責任を取って辞めろ!」と思いながら、今朝の朝日新聞を読み直したら、

〈世論の批判を踏まえ、自民党は加計問題などをめぐり野党が求めた閉会中審査に応じる方針を決めたものの、臨時役員会では高村正彦副総裁が「やるなら議員数に応じた時間配分が基本だ」と言及。事実上、野党の質問時間を減らすよう求めるなど、説明への消極姿勢も続いている。〉

と書いてあった。

はぁ?副総裁がなにを「セコイ事」を言っているんだ?「議員数に応じた時間配分」って、そんな小さい事しか言えないのか?

公明党の山口代表だって「きちんとした説明が必要だ」と言っているのに。

総理がきちんと説明する場が「閉会中審査」なんだから、今までの事を考えれば、この時間は総理が「すべての野党の質問に、きちんと説明をする時間」なんだよ!

だから「閉会中審査」で自民党の質問時間なんか必要ない! 時間の無駄だ!!!

まぁ、その後の臨時国会では、きちんと証人喚問して、さっさと森友・加計問題を解決してほしい。

 

そういえば、5日付で財務省の佐川局長が「国税庁長官」になるそうだ。森友問題で、「不当な働きかけは無く、記録も残っていない」と繰り返していたが、「森友の返済期間が残っている契約書」などは残っているはずだろう?

これが出てきたら、本当に「スクープ」だと思うが。森友学園には無いのかな?

 

それに比べて文科省は、きちんと交渉記録を残しているという印象がある。何かあった場合にきちんと対応できるよう、普通はこういうふうにきちんとしているんだと思うが。

 

そもそも、6月19日の記者会見で、総理は「開会・閉会中に拘わらず、疑問があったらきちんと説明します」と言ったのに、萩生田文書が出てきても、未だに説明していない。

いったい、いつまで総理は嘘をついて、逃げ回るつもりなのか?

総理がやりたい放題やった結果、都議選であんなに自民党候補が落選したんだから、問題発言があった大臣や議員は辞任して、執行部も幹事長は辞任が当たり前だと思うが。

結局、「誰も責任を取らなくてもいい」オトモダチ内閣なんだな!

早く「解散総選挙」になればいいのに!

 

ここからが、きょうの本題!

今夜、ネットで、西日本新聞の記事を見た!

日本獣医師会の蔵内会長が単独インタビューに応じた。

蔵内氏は、政府の国家戦略特区諮問会議が昨年11月に獣医学部新設計画の方針を決定する以前に、文部科学省に近い複数の大学関係者が「加計で決まる」と話していたと証言。

「最初から『加計ありき』で話が進んでいると思わざるを得なかった」と話した。

 

加計学園が国家戦略特区の事業者として認定されたのは今年1月。政府はこれに先立ち、昨年11月9日に獣医学部新設を認める規制緩和を決めている。

 

インタビューで蔵内氏は、昨年11月以前に開かれた地方の獣医師会の会合などで、複数の大学関係者から「加計で決まる」「加計が教師を集めている」との話を聞いたと証言。

「あの手この手の根回しがあった」と言い、「水面下で加計(の学部新設)を認める方向で進んでいると分かった」と述べた。

 

さらに、規制緩和が獣医師の地域偏在解消になるとする安倍政権の主張について

「国家資格の獣医師は日本中で働ける。処遇の悪い場所に行くはずはなく、特定地域の人材不足解消にはならない」と批判。文科省を「獣医師は充足しているとのデータに基づき、新設ではなく既存大学の改革に当たってきた」と評価し「指示が下りてくれば(新設を)認めざるを得なかったのだろう。行政がゆがめられたのは当然だ」と語った。

 

獣医師は不足しているのか

「全体として充足しているし、将来的な需要も増えない。最もいい例は犬。日本で1千万頭ぐらい飼われているが、15年後には600万~700万頭に減るといわれている。開業獣医師の大半はペットを診察している。犬が減るのに獣医師を増やしてどうするのか」

 

昨年11月に決定した「広域的に獣医学部が存在しない地域に限り新設を認める」との政治方針により、事実上加計学園に事業者が絞られたとの指摘がある。安倍首相は国会で「獣医師会の意見に配慮した」と答弁したが。

規制緩和が決まった後は、確かに『一校にして』とお願いした。新設を回避できないなら、せめて1校に限るべきだと思ったからだ。しかしそれ以前はそもそも新設に反対で、要望したことはない」

 

この時点で、事業者は加計学園に絞られたと思ったか。

「思った。複数の大学関係者から『加計が準備している』と聞いていた。あの手この手で根回しみたいなことはあった。加計になるんだなと分かっていた」

 

獣医師会は一貫して学部新設に反対。

首相は獣医学部新設について「全国展開を目指す」と明言したが。

「特区そのものに反対するわけではないが、動物の命を守り人の健康を支える獣医学と都市開発の規制緩和を同列に論じるのはおかしい。学術は特区になじまない。それに教師をどうやってそろえるのか。全国展開できるとは思えない」〉

 

きょうテレビで見た自民党の竹下国対委員長はまったくやる気が無いし、対策委員長としての反省もない!今やるべき仕事は、「早く総理に説明責任を果たしてもらい、国民に理解してもらう事」だ!国対委員長として森友・加計問題を早く解決してほしい。

 

結局、獣医師の数は全体として充足。15年後には、犬は今より300万頭~400万頭ぐらい減る。開業獣医師の大半はペットを診察している。

つまり、獣医学部の新設は必要ないのだ!!!

 

総理は、いつまで逃げ続けるつもりか?必要のない獣医学部を作るつもりなのか?

 

「国会の開会・閉会に拘わらずきちんと説明します」と言ったのに、2週間以上経っても何の説明もない。

このままだと、総理は嘘つきになってしまう!それでいいのか?