そもそも、首相官邸に、なんで「加計学園理事であり系列大学学長」である木曽氏が今も辞任せず、ずっといるのか?ずっと加計学園理事のまま総理のそばにいれば、そりゃ、忖度するでしょう普通。
たとえ木曽氏が「圧力はかけていない」と言っても、前川氏とすれば「総理の側近が言ってるんだから、仕方ない」みたいなことになる。
「圧力はかけていない」「忖度しなくていい」というなら、内閣官房参与になった時点で、「加計と関わりがあるように」思われないよう、「加計学園と一切縁を切る→理事・学長を辞める」のが普通だ!なぜ、そうしなかったのか?
そこが問題なのだと思う。
朝日新聞6月1日朝刊より
〈前川氏は「去年8月下旬、木曽氏が文科省の事務次官室を訪ね、『獣医学部を宜しく』などと言われた」と証言した。
自らも文科省OBの木曽氏は取材に、面会の事実は認めつつも、学部新設への「圧力」を否定した。
ただ、自身が加計学園理事で、学園が運営する千葉科学大の学長でもあることから、獣医学部は「話題として出ない方がおかしい」と語った。
この時期は、国家戦略特区での獣医学部新設をめぐり、特区を担当する内閣府と文科省の担当者間で協議が続いていた。
農林水産省などから新設に必要とされる獣医師の需給見通しが示されないとして、文科省は慎重姿勢を取っていた。
前川氏によると、木曽氏の訪問から間もない昨年9月上旬、前川氏は首相官邸に呼ばれた。
地方創生などを担当する和泉洋人・首相補佐官と面会し、獣医学部新設について「総理は自分の口からは言えないから、私が代わって言う」などと対応を求められたという。
和泉氏は取材に「記録が残っておらず、確認できない」と答え、首相からの指示についても否定した。
民進党が国会に示し、朝日新聞も入手している8枚の文書によると、文科省の担当者は内閣府側から「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向」などとも伝えられたとされる。
前川氏は5月25日の記者会見でこれらの文書について、昨年9~10月に「担当の専門教育課から報告を受けた際に受け取った」と語った。〉
流れを見ると、首相補佐官ともあろう和泉氏が、獣医学部の新設を協議している去年9月の事を「記録が残っていない」にせよ「忘れる」はずがないだろう!9か月前の大事な時期の事なんだから!!!
首相官邸の、総理の側近である二人からそういう事を言われたら、それはもう、前川氏だってそれに逆らう選択肢はないのでは?
つまり総理は、内閣人事局を作り、とにかく権力を握ってやりたい放題やりたかったという事だ!
それにしても、文科省の職員は大変だ!
獣医師新設に慎重だったのに圧力をかけられ、「きちんとした文書を作った」のに、松野文科相に(5月19日の段階では)「文書の存在は確認できなかった」と言われてしまったのだから。
文科大臣がこれではだめだ!ヤンキー先生も、部下に脅しをかけるなんて、いいかげんにしてほしい!
なぜ、部下を信用しないのか?何かあった時に上司が困らないよう、きちんと対応できるようメモに残して共有することは当たり前だと思うが。
仕事を一生懸命やっている職員は、泣いているぞ!!!
萩生田氏が変な人事を行わないよう、注視していく必要がある!
っていうか、萩生田氏は、もちろん辞任だよね?
それにしても、和泉補佐官には、もっと詳しく聞く必要がある!記録が残っていなくても、記憶は残っているはずだ!!!
とにかく、臨時国会を早く開いて、前川氏、和泉補佐官、加計理事長など、関係者を「証人喚問」し、事実をきちんと話していただきたい!!!
もう、ダラダラやってもしょうがないから、森友・加計問題、財務省、昭恵夫人など、まとめて証人喚問して、さっさとこれらの問題を解決してほしい!
森友・加計問題がここめでダラダラしてしまった責任は、すべて安倍総理にある!!!
このままだと、国民の税金が、総理のせいで、どんどんどんどん「総理のオトモダチのために」使われていく!
私たちは、今こそきちんと、政治を見ていく必要があると思う!
今の状況を見ると、8月に文科省が獣医学部の新設を認可するとはとても思えない!
ましてや全国展開など、ありえない!!!
野党議員の皆さんの、「攻めの追及」を、もっと期待している!!!
もちろん、記者さんたちの追及も、今以上に期待している!!!
逃げ回り、姿を隠す総理や総理の関係者を、なんとかしてほしい!!!
きちんとした第三者機関を早めに作っておく必要があるが、誰がどう動けばできるんだろう?
政治家を志す人たちをきちんと育てていかないと、今後がもっと心配だ!!!
優先順位を考えると、まず必要なのは、臨時国会での和泉氏の証人喚問だ!
そして6月19日に公表された新文書「10月21日、萩生田副長官ご発言概要」について、総理、萩生田氏の証人喚問も必要だ!