物議を醸した、今年3月の最高裁判決。
内容〈‥‥警察が勝手に対象者を決めて、令状を取らないまま、その対象者の車にGPSを取り付け、行動を把握していた。そういう捜査が行われていたこと自体、誰も知らなかった〉
判決では〈GPS捜査は、プライバシーを侵害し得るもので、令状が必要な強制捜査にあたるとした。
最高裁は〈GPS捜査は公権力による私的領域の侵入にあたる〉と判断した。
この捜査について、法務省の林刑事局長の発言
「犯罪の嫌疑があれば、準備行為が行われていない段階でも任意調査を行う事が許される」
任意捜査とは「内偵や事情聴取など、裁判所の令状が『必要ない』捜査の事」
今、BSフジの「プライムニュース」を見ているが、自民・公明の発言は、どうもこの法案を理解していないようだ。これではだめだ!
だいたい、公明党が「共謀罪に賛成する」なんて、考えられない!あの時、獄中で死んだ会長は、どんな思いをしているのだろう?党員は皆、理解しているのか?
「共謀罪」が成立したら、監視型捜査が広がる、私たちが全く知らない監視の手法が、警察の判断だけで行われることを意味する。
行動の自由や、内心の自由が、国家権力によって立ち入られる。
こういう重要法案は、国民の理解が得られるまで、もっと時間をかけて、きちんと理解を得ることが必要だと思う!