オリンピックは、お金がかかる。
今の日本は「1964年」の頃とは状況が違う。今後のオリンピックも考え、とにかく「既存施設を最大限に活用する」という事(エコ)を前面に出していただきたい。
オリンピックの期間は1か月弱だ。
少子化の日本だから、今後、税収入は減っていく。
管理・維持費等で、ずっと赤字が続くような施設はいらない。
だから「復興五輪」「オリンピック後の活用も考えた会場見直し」など、小池都知事の考えを尊重し、政府やオリンピック関係者の方々は、それについて「補うべき点」があれば「より良い意見を提示し、応援していく」事が大事だと思う。
11月2日の朝日新聞に「ボート・カヌー」「水泳」「バレーボール」の整備費と、各案のランニングコストが載っていた。
10月にテレビで見たのだが「海の森」の会場は「強い風と波があり、コースによって有利・不利が出る」とか「海水でボートが傷むから、オリンピック後は、あまり利用されないだろう」という内容の話をしていた。
この「海の森」の会場について、新聞には「毎年2億の赤字」(仮設案でも1億の赤字)と出ていた。赤字になるとわかっていて、なぜ作るのか?
「長沼」は遠いが、波も穏やかで、なにより「復興五輪」というのなら、仮設住宅も利用できる「宮城」でやることに意義があると思う。
水泳会場は、観客席の数が問題らしいが、「オリンピック後に集客が見込めるのか?」そこを第一に考え、最大限に既存の施設を活用していただきたいと思う。
バレーボール会場は、きれいになった横浜アリーナがいいと思う。
きょうの4者での会議。豊洲の問題もあるが、子育て支援等、今後、かなりの予算が必要になると思うので、出席された方々が「今の日本の、そして東京の状況を把握して、都知事の意向を汲んで良い方向に結論を出していただきたい」と期待している。
できれば、「招致時に示した『7340億円』という開催費用」の中で「最終的な費用が収まるように配慮していただきたい」と思う。